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purple side
自分が楽屋に入ると、めめが机に突っ伏していた。
「え、めめ？どうしたの、気分悪い？」
気になって問いかければ、顔だけを上げた。
『ふっかさぁん……』
「えっ、めめ、どうした？なんかあったの？」
正直、めめがこんなになっているのが珍しすぎて驚いた。
「あっ、そうじゃん、こないだ泊まったんじゃなかったの？」
そう言えば、より一層眉が下がった。
やばい、話題間違えた。
焦っていると、いつの間にか近くへ来ていた翔太がすぱんっと言った。
「え？なんか失敗した？」
翔太〜！！ストレートすぎ！！
あわあわしていると、めめがぼそりと呟いた。
『何も、なかった。』
何もなかった？
『ちょっとくらい照れたりしてくれんのかな、と思ってさ、』
『お風呂上りに上は着ないで出たのに、ただ板チョコって褒められただけだった。』
『普通にソファで寝たし。』
『……アイスは美味しかったけど。』
遠い目をするめめに何も言えなかった。
「…めめが女落とせないとかあり得るん？」
本気でそれな？
何とも言えない空気が俺たち3人の周りに漂う中、離れたところから歌が聞こえてきた。
「「無理無理無理やっぱ無理〜♪」」
「キャハハハハハ！」
「おい佐久間！康二！今はそれ歌うな！」
また顔を伏せてしまっためめに、翔太が呟いた。
「もうさ、好きって言えば？好きです、好きです、って言い続けたら少しは意識するんじゃない？」
その途端、勢いよく体が起き上がった。
『しょっぴーありがと！ちょっとそれやってみるわ！』
そう言ったかと思えば、すぐにスマホを弄り始めた。
……まぁなんにせよ、元気になったみたいでよかったよ。
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レモンパイ(プロフ) - (名前)ミオさん» 感想ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (2021年9月28日 18時) (
レス) id: e9cecd82e0 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ミオ(プロフ) - 素敵なお話ごちそうさまでした。色々なお話を読んできましたが、目黒くんのお相手はこんな方だといいなって思っちゃいました。 (2021年9月28日 14時) (レス) @page31 id: dfbbef0672 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモンパイ | 作成日時：2021年9月9日 17時
