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後ろ手で鍵を閉め、靴を脱ぐ。
空っぽなくせにプライドだけは高い自分を示すかのようなヒールがぐらついて、ゴトンと音を立てた。
真っ暗な廊下を電気も付けずに、真っ直ぐに進む。
扉を開けて、ようやく電気を付ける。
その眩しさに顔をしかめながら、ソファへと倒れ込んだ。
それと同時に音を立てるスマホを取り出せば、ロック画面に表示される。
【今日の生放送見てくれました？】
「…みてねーよ、」
【がんばったんで、ほめてください】
「……」
【ちなみに、ウインクしたの、気づいてくれました？】
「だから、みてねーっつーの、」
思わず漏れてしまった笑いには気づかないふりをして、立ち上がる。
既読はつけずに、画面を閉じた。
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レモンパイ(プロフ) - (名前)ミオさん» 感想ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (2021年9月28日 18時) (
レス) id: e9cecd82e0 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ミオ(プロフ) - 素敵なお話ごちそうさまでした。色々なお話を読んできましたが、目黒くんのお相手はこんな方だといいなって思っちゃいました。 (2021年9月28日 14時) (レス) @page31 id: dfbbef0672 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモンパイ | 作成日時：2021年9月9日 17時
