Two (ページ13)

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13（side Shota）ページ13

Aは、私服でラフな洋服を着ていても何処か女性らしいシルエットのアイテムを選んでる事が多い。
まあ、たまにはオーバーサイズのメンズのシャツを着たくなったのかも知れないけど。
…そのシャツ、涼太も着てるのを見てる俺からしたらいい気はしない訳で。
たまたまだとしても、2人でいる時は誰の事も考えたくないし…Aにも考えて欲しくない。
だから、雑に脱がせようとしたんだけど。
優しく脱がして、なんてほろ酔いで破壊力増してるAに言われたら従うしかなくて。

キスを何度も重ねながら、素肌に手を這わせて。
反応が可愛いからずっと見てたい気持ちもなくはないけど、そんなんじゃ俺は満足出来ねーし。
焦らすようにAの素肌を這うように指先で触れると、時折り揺れるのが可愛い。

『翔太、』

「何？」

『焦らさないで』

「あ、素直になって来た。
もっとしてやるから、こっち来い」

そこからはもう俺のペース。
好きなだけ意地悪をして、征服欲を満たして。
焦らさないで、と言ったのはAの方だし。

「…お前、どんだけ身体熱いの」

『お酒、飲んだし』

「ほどほどにしとけ。」

『…うん』

やけに素直なのは、アルコール入ってるからだろうけど。

「俺こないだ我慢したし、今日は手加減しないから」

そこからは、好き勝手にAの事を抱いた。
自分勝手なのは自覚してるけど、逆に言ってしまえばそれくらい溺れてしまっていて。
初めて身体を重ねた日から、他の女なんて比べものにならないくらい。

『…翔太、』

「いいよ我慢しなくて。」

『私ばっかり、は嫌』

「…優しいな、本当に。でも自分のこともっと優先してるAに俺はもっと興奮するわ」

『…何、言ってんの』

「ふは。こういう時は俺のことだけ考えて…Aがどうしたらイイかなんて知り尽くしてるんだし」

『…！もう、』

「寝るぞ、こっち来い」

ベッドから落としたシャツが視界に入る。
必然的に涼太の存在を思い出してしまうから、Aの視界には入らないように思いきり強く抱きしめた。