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Kis-My-Ft2の主題歌と、わたしの挿入歌。
どちらも、リリースに先行してMVが公開になった。
玉ちゃんが出演してくれたMVは凄く話題になって、SNSのフォロワーが凄い勢いで増えてるとマネージャーが嬉しそうに話してくれた。
そして。
リリースに先駆けて、音楽番組に出演することになった。
名だたるアーティストさんと一緒に出演出来ることは、本当に光栄。
TV局の廊下を歩いていると、見覚えのある人が歩いて来て目が合った。
「Aちゃーーん！！！！」
『佐久間くん！お疲れ様です』
「俺らも今日なんだよねー！嬉しいっす！！」
「お久しぶりです」
『あ、目黒くん。お久しぶりです』
「深澤です、初めまして」
『あ。ふっかさん？』
「え！やべ！認知されてる、俺？」
「いや、ふっかさん。前に俺が説明したからだと思う」
「何だよ、めめのいいとこどり？てか佐久間馴れ馴れしくね？」
「俺は前に会ってるからね！！！」
「マジ？さっくん凄ーい！」
『ラウールさん』
「初めまして！ラウールです、てか可愛い〜」
何か、皆さんのオーラに圧倒される。
可愛い〜ってキャッキャしてるラウールくんの方が可愛いくて。
「何、廊下で騒いでるんだよ」
「あ、しょっぴー」
ラウールくんが、しょっぴーと呼んだ男性に何か睨まれてる気がして。
え、わたし何かした？
「…化粧水どこの使ってます？」
『え』
「何それ！ちゃんと名乗ってよ、Aちゃんこの人メインボーカルの渡辺翔太くん」
ラウールくんに促されて、挨拶してくれた渡辺くん。
睨まれたのかと思ったら凝視？して下さったみたいで。
「すいませんね、うるさくて。うちは大所帯でまだメンバーいるんで後でご挨拶に」
『いえ！こちらから伺います』
ふっかさん、しっかりしてるな。
後でご挨拶に伺います、とお伝えして一旦楽屋に入る。
…スターしかいないのか、玉ちゃんの事務所って。
「白石さん、早速ランスルー行きましょう」
マネージャーに促されて、スイッチを入れてスタジオへ向かう。
今回は挿入歌とは言え、映画を背負って出演させていただくから。
…よし。
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作者名：白雪
| 作成日時：2023年1月28日 1時
