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深澤「えっと……これはどういう状況？わら」
目の前には、戸惑いつつもこの状況をちょっと楽しんでいそうなふっか。
そして私の隣には、今まで見たこともないような怖いオーラを放って気安く話しかけられない雰囲気を醸し出している元幼馴染。
阿部「いや、逆にこっちに説明してくれる？」
そんなふっかに、亮平がニコリと怖い笑みを浮かべて笑っていた。
＿＿＿遡ること数時間前。
阿部「この間、って……。ふっかに会ってるの？」
「え！？いや、コンペの関係で？！」
阿部「あぁ。コンペ……。本当にそれだけ？」
「そ、そうだよ！？」
阿部「……ねぇA。俺に嘘が通じないの、知ってるよね？」
「うぐっ、」
阿部「まさか、……俺より先にふっかに自分のこと話したりしてないよね？」
「え！えっと、それは……」
阿部「……最悪。」
そう呟いた亮平はそこからどこかに電話したかと思ったら、数十分後、髪の毛ボサボサで明らかに寝起きのふっかが慌てたように亮平の家にやってきたのだった。
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深澤「ぶはっ！それで動揺して俺のこと呼び出しちゃったんだ？！」
ふっかは笑いながら私と亮平を交互に見る。
深澤「せっかく二人きりだったのにねぇ？」
阿部「……それは、」
深澤「阿部ちゃんたまにめちゃくちゃテンパるもんね」
阿部「……」
亮平のジトっとした視線にも臆することなく、ふっかは楽しそうに私たちをからかっている。
笑ってるふっかも、慌てて来たからか面白いくらい髪の毛に寝癖ついてるけど。
深澤「んで、Aはちゃんと打ち明けられたんだ？」
「あ、へへ……結局、バレちゃって……」
深澤「よかったじゃん。」
亮平には言わないって啖呵切ってた手前気まずい私の思いを汲み取っているだろうふっかはそう言って嬉しそうに笑ってくれて。
それがまた、私を安心させてくれた。
阿部「ちょっと！二人で見つめ合うのやめてもらえる？」
深澤「ん〜？」
阿部「それに！なんでふっかの方が先に知ってるの！ほんと昔からさあ！」
亮平はそう言ってプクッと頬をふくらませてる。
あぁ、この感じ。
昔、亮平を置いてふっかと二人でゲームセンターに行った時を思い出す。
わーわー言い合う、というか亮平が一方的に拗ねているんだけど、そんな二人を見ながら、私は夢みたいな目の前の光景にただ頬がゆるんだ。
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たぬ(プロフ) - 朝桐さん» 最後まで読んで頂けただけでも嬉しいのに、宝石みたいにキラキラした素敵な感想をありがとうございます。頂いた言葉全てが宝物です。こちらこそ出逢ってくださりありがとうございました。 (3月21日 23時) (
レス) id: dc32266bd7 (このIDを非表示/違反報告)
朝桐(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました！涙なしでは見れなくて、とても生きててよかったと、見れてよかったと。運命といいますか奇跡にただ救われました。執筆活動お疲れ様です。今後のたぬ様の日々が愛に溢れますように。本当にありがとうございました！ (3月18日 22時) (レス) @page43 id: db8064d0f2 (このIDを非表示/違反報告)
たぬ(プロフ) - みみみさん» お読み頂き、素敵な感想までありがとうございます。楽しんで頂けたのなら本当にすごく嬉しいです！こちらこそ、ありがとうございました！ (9月6日 23時) (レス) id: dc32266bd7 (このIDを非表示/違反報告)
みみみ - 今日初めて見つけたこの作品、１話から今まで全部いっきに読みました☆本当に素敵な作品でした😊ありがとうございました！！ (9月2日 17時) (レス) @page43 id: 10d256d720 (このIDを非表示/違反報告)
たぬ(プロフ) - 桜色さん» とっても優しくて愛のある感想を送ってくださってありがとうございます。どの言葉もとても勿体ないくらいですごく嬉しいです。最後まで読んで下さってこんな素敵な感想まで下さって、こちらこそありがとうございます！ (6月5日 22時) (レス) id: dc32266bd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぬ | 作成日時：2022年8月24日 22時
