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その後、私は教室に戻って、いくつかの授業を普通に受けた。
……いや、本当は、亮平のことを考えないでいいように、必死に普通のフリして授業を受けた。
ただ、高校で学ぶ色々なことは、私に新しい知識と新しい世界を教えてくれる。
勉強がたのしい、なんて。
前世の私なら思うことはなかったと思う。
前世があるからこそ、こうして学べることのありがたみを噛み締めていける、なんて、皮肉なものだ。
午前中の授業が終わると隣に座る目黒くんは、「あー疲れた……」って机に項垂れてしまっていて。
年相応らしい彼の姿は、見ているだけで自分も華の女子高生を生きているのだと思い出させてくれる。
目黒「……なに？」
「んーん。なんか目黒くんってありのままって感じでいいなって思ってただけだよ。」
目黒「っ、なに、それっ、」
目黒くんの顔が徐々に赤く染まっていく。
……あれ、私何かおかしなこと言ってた……？？
精神年齢は前世もプラスすると充分アラサーなんだけど、恋愛経験は皆無に等しい私には、彼が顔を赤く染めた理由なんて検討もつかない……。
向井「めーめっ！一緒にお昼食べよっ」
目黒「うぉっ」
なんとなく次に発する目黒くんの言葉に緊張していたけれど、それは目黒くんの背中に飛びつくようにやってきた康二くんよって遮られた。
「こ、康二くんって、目黒くんと仲いいの？」
なんだか気まずくて、どうしたらいいかわからなくて、話題を変えたい私は康二くんに話しかける。
向井「せやで〜俺はテニス部でめめはサッカー部やから、部活でお隣さんやねん。スポーツ推薦の人らは入学式より前から部活があったら、そこで仲ようなってん！」
嬉しそうにそう言う康二くんに、眉にシワを寄せながらも康二くんを背中に乗せたままどかそうとしない目黒くんは、きっといいコンビなんだろうな。
微笑ましい2人を見ながら、私達は3人でお昼ご飯を食べた。
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たぬ(プロフ) - るる様 ご指摘ありがとうございます！気付いておりませんでした、、外させて頂きました。教えて頂いてありがとうございます！ (2021年10月18日 20時) (
レス) id: dc32266bd7 (このIDを非表示/違反報告)
るる - オリ フラﾀﾄした方がいいかもです(><) (2021年10月18日 17時) (レス) id: 0fbeefd96e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぬ | 作成日時：2021年10月17日 11時
