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渡辺「じゃぁ、帰りは俺部活で遅くなるから、先帰ってて。Aは昨日倒れてんだから、遅くなる前に部活切り上げて帰れよ」
目立つからやめて欲しいと頼んだけれど、昨日倒れたんだからダメだと翔太くんに強く押し切られ、結局教室の入口まで送ってくれて最後まで心配してくれる翔太くん。
クラスメイトからの視線が痛い……
三年生の先輩が一年生のクラスにいるだけで目立つのに、翔太くんはどうやら白雪高校でも人気者らしい……
翔太くんの言葉に、こくりと静かに頷いて私は足早に自分の席に着いた。
「はぁ……」
妹思いでやさしいのはとっても嬉しいんだけど目立つのだけは何とかならないかなぁ、なんて思いながらため息をつく。
目黒「おはよ」
「あ、目黒くん、おはよう。」
目黒「……今の人、昨日Aが倒れた時もすごい速さで助けに来たけど……、彼氏？」
「えっ！？！ち、ちがうよ！？！彼氏なんていないし…！！翔太くんはお兄ちゃんなの。」
あらぬ誤解をされていたらしい……
目黒くんの発言に客観的に見るとそう見えてしまうのかと焦る。
翔太くんが過保護すぎるからだ……
目黒「あ、そうなんだ。よかった。」
「え？？」
目黒「いや、こっちの話。」
「？？？」
よくわからなくて頭に？を浮かべていると、そんな私を気にもとめず、目黒くんは話し続ける。
目黒「そういえば体調、大丈夫？」
「あ、もう全然大丈夫だよ」
目黒「なら、よかった。」
目黒くんはそう言うと爽やかにやさしく微笑んだ。
目黒くんもやさしいなぁ、なんて思っていると、担任の先生が入ってきて、白雪高校での学校生活がいよいよスタートした。
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たぬ(プロフ) - るる様 ご指摘ありがとうございます！気付いておりませんでした、、外させて頂きました。教えて頂いてありがとうございます！ (2021年10月18日 20時) (
レス) id: dc32266bd7 (このIDを非表示/違反報告)
るる - オリ フラﾀﾄした方がいいかもです(><) (2021年10月18日 17時) (レス) id: 0fbeefd96e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぬ | 作成日時：2021年10月17日 11時
