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＿＿＿＿トントン。
部屋のノックが鳴る。
亮平「A〜入るよ？」
＿＿＿＿ガチャ。
亮平「も〜いるなら返事くらいしてよ、おばさん呼んでるよ？？…たくっ、絵に夢中になるとこれだからなぁ。」
うーん、ここは白を塗ってから青を塗って、、
あ、でも、一度黒と混ぜた青とか使って＿＿＿＿。
亮平「A〜」
絵に夢中になって考え込んでいたら、突然肩を叩かれて、わたしはピタッと無心で動かしていた筆を止めた。
「わ！！びっくりした…！！も〜いるなら声かけてよっ」
わたしがちょっと拗ねてそう言うと、亮平は私のおでこに優しくデコピンをする。
「あいてっ、」
ちゃんと手加減されているからほんとはほとんど痛くないけれど、大袈裟に痛がれば、亮平はやれやれという顔をしながらも、私のおでこを優しく撫でる。
亮平「何度も声かけてるからね？絵に夢中になると気付かないのはAの悪い癖だよねぇ。」
「へへ〜、ごめんね？」
亮平「ふふ、全然反省してないでしょ。」
私が反省してないことなんかお見通しの亮平は、謝る私に「も〜」って言いながらも、いつも困ったように優しく笑って許してくれる。
当たり前に繰り返されていた、私たちの日常。
優しいデコピンも、呆れたような笑顔も、優しくおでこを撫でてくれる手の温もりも。
今でも目を閉じると思い出せる。
どんなに時が経っても忘れたくない、大切な思い出。
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たぬ(プロフ) - るる様 ご指摘ありがとうございます！気付いておりませんでした、、外させて頂きました。教えて頂いてありがとうございます！ (2021年10月18日 20時) (
レス) id: dc32266bd7 (このIDを非表示/違反報告)
るる - オリ フラﾀﾄした方がいいかもです(><) (2021年10月18日 17時) (レス) id: 0fbeefd96e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぬ | 作成日時：2021年10月17日 11時
