近すぎて遠い距離2【Daiki.Shigeoka】 (ページ1)

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51 Daiki side ページ1

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俺からの急すぎる告白に

ついていけてる様子もなく

ひとつひとつ必死に

理解をしていこうとしているAが

なんだか可愛くて愛おしく思えてきてしまう。

ってこんな事思うなんて

ただの変態やん笑

今やって俺と話してて

今にも泣きそうなのに

必死で泣くの我慢しとってるし

そんな姿を見てしまうと

直ぐにでも抱きしめたいくらいやけど

Aがどう思ってるのか

聞くまでは我慢や。

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『大毅が私の事を好きだって言ってくれて凄い嬉しいよ。ずーっと好きだった人から言われたから余計ね』

重「うん」

『でもね、いいのかなって』

重「いいのかなって？」

『結婚することまで決まってた上、彼女さんと別れてまで私の所に来てくれたじゃない』

重「、、おん、まぁ」

『本当にこんな状態なまま、大毅と付き合いますって。そんなんでいいのかなって』

重「、、、そうだよな。Aがそう思っても仕方ないような事してるもんな俺」

『大毅が悪いって言ってるんじゃないの。、、、ただ自分に自信がもてないから、、余計にそう思って』

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ホンマにAは人思いというか

優しすぎるというか

もっと自分に自信もってええのにって思うわ。

俺の前では

捻くれてる事が多いくせに

こういう時は

自分より他人思いで

昔っからそういう所は

本当何一つ変わらんくて

そういう所も含めて

好きやし

そういう姿見て好きになったんよね。

重「Aはさ昔っからそうよな。自分より他人優先っていうかさ」

『そうかな？』

重「そういう所たくさん見てきたで。やかさ、たまには自分優先って言ったら変かもしれんけど素直になってみたら？」

『、、素直にか、、、』

重「それともあれか、俺って頼りないか？」

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こんな事を言いたかったんじゃない。

もっとAの事寄り添ってあげなきゃ

あかんって分かってるのに

いざ

Aを前にすると時々

ちょっとだけ余裕がなくなるねん。

脳内に一瞬

神ちゃんが横切って

それだけで

いっぱい、いっぱいになってもうねん。

もしかしたら俺も

Aと一緒で

自分に自信持ててないのかも

しれへんな

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