42 Daiki side ページ42
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久しぶりにAと来たこの場所は
俺らにとって思い出の地だけれど
特に何があるって訳でもなく
ここに来るだけで安心して
何よりAとここにおる時間は
誰にも邪魔されなくてとても落ち着く。
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今もこうしてAと一緒に
昼ごはんを食べて
同じものをシェアして
いる事でさえも幸せに感じる。
心のどこかで
こんな時間がずっと続けばええのにな
何て思っていて
俺の言った言葉に対し
照れ隠しをしているAが
可愛いだなんて思ってしまう。
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「『ごちそうさまでした』」
全部食べ終わって
適当に散歩をし
次の目的地へ移動する為
駅のホームで電車を待っていた。
Aと初めて来た頃から
この場所で見る景色は
今日まで何一つ変わる事なく
ここへ来ればいつも俺の隣にAがおるのが
当たり前やった。
でもこれから先は
Aとここへ来れる事はあるんかなって
そんな事を考えながら
この場を離れ電車に乗り込んだ。
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「ねえ次はどこ向かうのよ」
重『えっと最寄駅に戻るで』
「、、、もう帰っちゃうの?」
重『いや、まだAと行きたいとこあるから帰らへんで。というかまだ帰らせる気ないし』
「そう、、、」
待ち合わせ場所に再び戻って来た頃は
少しずつ夕日が落ちていく頃だった。
重『突然やけどここでクイズ〜!俺らはこれからどこへ行くでしょうか?』
「そんなの知るわけないでしょ」
重『当たったらAの言う事1つだけ叶えてやるで』
「ヒント、、、ちょうだい」
重『ヒントか〜、東京タワーやな』
「ンフフ、分かった!!あそこの橋でしょ」
重『果て?どうかな〜笑』
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泪傘。(プロフ) - きいさん» 初めまして涙傘。です!コメント・応援メッセージありがとうございます。そのように言って頂いてもの凄く光栄です。ちょっぴり素直になれず中々進展しない似た者同士の2人の今後を最後まで見守って頂けると嬉しいです。引き続き宜しくお願いします。 (2021年9月14日 9時) (レス) id: d841922914 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - 衝撃の展開でびっくりしています…!!お互いどうなっていくのか、重岡くんはこの気持ちにどう決着をつけるのか…先の展開に目が離せません!!とても面白いです。続きを楽しみに応援しております。 (2021年9月14日 0時) (レス) id: 2c48d15d8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:泪傘。 | 作成日時:2021年8月28日 2時