12 Daiki side ページ12
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『じゃあ、俺そろそろ帰るわ』
「わざわざ来てくれてありがとうな」
『おお、、、。改めてやけどシゲ結婚おめでとう。シゲなら良い父親になれるから胸張っとけ!!』
「神ちゃん、ありがとう」
『ほな、お邪魔しました。おやすみ〜』
「おやすみ」
神ちゃんは多分これから
Aの所に行くんやと思う。
Aと神ちゃんは俺の知らないところで
頻繁に会っとるみたいやけど
酔って電話するのも
終電逃した時に連絡するのも
俺にはちょっと言えないことも
神ちゃんには何でも言っていて
頼る相手はいつも神ちゃん。
そんな神ちゃんが
羨ましくて羨ましくて仕方がなかった。
どうして俺には言ってくれないんやろうって
前までは何でも俺に話してくれたのに
いつしか俺のポジションが
自然と神ちゃんに変わっていて
年齢を重ねるにつれ
俺の知らないところで
仲良くなっていく2人に
嫉妬していった。
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神ちゃんに結婚することを伝えた次の日。
2人が一緒にいるのか気になって
ソワソワしている自分がイヤになる。
右手に握りしめている
スマホと何度睨めっこをしても
状況は変わる事なく
そんな自分に嫌気がさして
神ちゃんに電話をした。
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「もしもし、神ちゃん」
『もしもし?』
今起きましたよと言わんばかりの
寝起き声の神ちゃん。
一緒におる時と違うから
なんか可愛く感じるな〜笑
「久しぶりに3人で遊べへんかな〜思うて」
『今Aの家おるねん』
「、、、あっそうなん。そしたらそのままAにも聞いてや」
『ちょっと待ち、Aに聞いてみるから』
『Aも行くって。準備できたらまた連絡するから。ほなまた後で』
そう言われ切れた電話。
やっぱりAの家いったんや神ちゃん。
俺が結婚したら
3人で過ごす時間は無くなって
2人で一緒におる時間が増えるんかな
もしそうなったら
嫌やな。
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泪傘。(プロフ) - きいさん» 初めまして涙傘。です!コメント・応援メッセージありがとうございます。そのように言って頂いてもの凄く光栄です。ちょっぴり素直になれず中々進展しない似た者同士の2人の今後を最後まで見守って頂けると嬉しいです。引き続き宜しくお願いします。 (2021年9月14日 9時) (レス) id: d841922914 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - 衝撃の展開でびっくりしています…!!お互いどうなっていくのか、重岡くんはこの気持ちにどう決着をつけるのか…先の展開に目が離せません!!とても面白いです。続きを楽しみに応援しております。 (2021年9月14日 0時) (レス) id: 2c48d15d8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:泪傘。 | 作成日時:2021年8月28日 2時