ちいさな宝物。夏

作戦決行！ ページ17

照:side



只今より、作戦を決行する___。



















「俺が2人呼び出すから、皆で水鉄砲で攻撃するってのはどう？」


ずっと待ってるのに、中々来てくれない辰兄と翔兄にむくれている3人。
こんな可愛い弟達が待ってるのに、来てくれない酷い兄貴にはイタズラをしかけちゃえ！ってことで、3人に提案した案。
それを聞いた3人はお互いを見やって、ニヤニヤしている笑。


「それめっちゃいい！はよやろ！」

「よし！じゃあ準備だ！」


そう声を掛けると、持っていた水鉄砲に満タンに水を入れる3人。
そして近くに生えている木やら、俺達に背中を向けていた大兄の背中目掛けて、攻撃の練習笑。


「うわ！つめてぇ！！何すんだぁ！」

「きゃはは！れんしゅうだよ！」

「俺を練習台にするんじゃないよ！笑」


仕返しだ！って大兄に水を大量にかけられ、びっちょびちょ笑。
Aも大爆笑してるし笑。


「う！あ！」

「え？Aもやりたいの？笑」

「あきゃ！」

「じゃー、俺もやる！」

「俺は見てるね笑」

「俺も笑」


なんか分かんないけど、Aと大兄が作戦に加わってくれるらしい笑。
人数増えたから、もっといい作戦できそ！
どうしようかと、皆で悩んでると大兄から提案が。


「Aにさ、こうしてもらうのは？」


そう言って、耳打ちで教えてくれた作戦は絶対引っかかりそう笑。
特に翔兄が笑。
後は辰兄をどうするか…。


「辰兄は思いつかない！とりあえず引っ張りこもうぜ笑」

「そんな簡単に行くん？」

「多分だけど、Aのことになると絶対来るじゃん？そんで、来たところを照がグイッ！と笑」

「ひーくんだったら引っ張れるね！」

「がんばって！ひーくん！」

「んふふふふ笑。頑張るわ笑」


辰兄だけなんか雑だけど、まぁいっか笑。
とりあえず作戦は決定！
一応、見守ってくれるらしい2人にも説明して、必要なもの準備して、大兄が決めてくれた位置に全員スタンバイ笑。


「よし！最終確認だ！康二、蓮、真都、水鉄砲の中身は満タンか！？」

「「「うん！！」」」

「照！そこの立ち位置で届きそう？」

「……ん！完璧！」

「よし！最後！A！準備は万端か！？」

「だ！」

「よし…。それでは、只今より、作戦を決行する……。皆、成功を祈る。それ行け！！」

「「「「「おう！！！」」」」」


楽しい時間の始まりだ！笑

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