ちいさな宝物。春 (ページ46)

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先取り夏の風物詩ページ46

辰哉:side

「まじ無理だって！！うわぁぁ！！」

「うぎゃぁぁああああ！！出てくんなよもう！！」

「無理やってぇぇええええ！！ごめんなさいぃいい！」

「うぉおお！びびったぁ！！」

「うわぁぁぁあん！！もうむりぃいい！」

いやぁ、楽しい声が聞こえてくるねぇ笑。
絶叫、絶叫笑。
外にまで聞こえてくるって、どんな声量してんだ？

「…んぶぁ、ふぁあ……」

「ん？眠くなっちゃった？皆出てくるまでまだ掛かるし、寝ちゃおっか」

皆の叫び声を子守唄に、A就寝笑。
Aをあやしながら待つこと数分。

「「うわぁぁぁあああああ！！」」

「ぎゃぁぁあああああ！！！」

「無理ぃぃぃいいい！！」

「助けてぇぇぇえええ！！」

すっげぇ叫びながら、出てきて崩れ落ちてく弟達笑。
その後から、涼太と亮平が優雅に出てきたんだけど笑。
大介に至っては、むっちゃ笑ってる笑。

「おかえり笑。どうだった？」

「はぁ、はぁ、はぁ…。もうやだ、帰りたい…」

「顎痛い……」

「怖かった…」

「怖くねぇし！」

「無理やってぇ…いっちゃん……」

「あはは笑」

「にゃはは！楽しかったねぇ」

「皆、面白かったよ」

全員の反応が面白すぎる笑。
ビビり組、未だに立ててないし笑。

「ほら。そこ邪魔になるから、動くよ笑」

「涼太、手ぇ貸して…」

「はいはい笑」

「うぅ…」

「にゃはははは笑。ほら、照立つよ〜。おし。ほ〜ら、蓮と真都も」

「「うぇぇん！大ちゃぁん…」」

「ねぇ〜、怖かったねぇ。よしよし」

「いっちゃん、いっちゃん…」

「はいはい、ここに居るでしょ笑」

駄目だこりゃ笑。

数分かけて、邪魔にならない隅っこの方に移動して、ビビり組の気持ちを落ち着かせる。
移動してる時にAも起きて、今は照に抱き締められてる笑。

それからまたまた数分、ようやく落ち着いたかと思ったら、叫びすぎただのなんだの疲れたってぐでってなってる笑。

「疲れた…」

「もう絶対行かねぇ」

「ねぇねぇ辰ちゃん」

「ん？どうした、真都」

「ぼくね、おなかすいた！」

「おれもお腹へった」

「自由だねぇ、お前たちは笑」

自由な小学生組の希望で、このままお昼ご飯。
多数決の結果、超有名ハンバーガーショップのハンバーガーセットを購入。
食べ終わって食休みからの、アトラクション制覇後半戦スタート！
前半と変わらないテンションで、遊び尽くしました笑。