ちいさな宝物。春 (ページ42)

今日:14 hit、昨日:56 hit、合計:311,101 hit

到着ページ42

照:side

「はい！到着〜」

家を出発して、サービスエリアによりつつ、やっと到着した皆で泊まるホテル。
むっちゃでかい笑。

「おし、荷物下ろすよ。自分の荷物は自分で持ってね〜」

下ろしてもらった荷物を受け取って、ホテルの入口まで運ぶ。
そこにはホテルマンが居て、荷物を預かってくれた。
予約してくれた大兄が手続きをしてくれて、部屋へと案内される。
鍵を受け取って、部屋のドアを開けると……。

「「「「うわぁあああああ！！！」」」」

すっげぇ、広い部屋笑。
何畳あんの？ってくらい広いリビング、皆で入れそうなくらい広い浴槽、見たことないくらいでっかいベッド。
雑誌で見た写真よりも豪華すぎて、皆のテンションがおかしい笑。

「うわうわうわ！やっべぇぞ！」

「ひろーい！ふかふか！」

「キッチンまでついてる。…器具も揃ってて料理できちゃう」

「うわ！ベランダある！外見える！！」

「本がいっぱい…。この本、読んだことないやつ！」

「んひゃっほーーーーい！！」

「広すぎやろぉぉぉおおおお！！！」

「こら！大介、暴れすぎ。康二、うるさい笑」

皆で部屋中隈無く見て回って、一旦コの字型に置かれたふかふかのソファーに落ち着く。

「さて、遊園地は明日として。これから何かしたい？」

「確か、近くに商店街あったよね？ちょっと見てみたいかも」

「温泉入りてぇ」

「「遊園地ぃ〜！！」」

「明日だって笑」

「俺も商店街、行ってみたいかも。ちょっとお腹すいたし、軽く食べ歩きしたい」

俺がそう言うと、食べ歩きに反応した弟達が「商店街行きたい！！」って笑。
と、言うことで今から商店街へ繰り出します。

「わ！これおいしそう！」

「ほんとだ。辰くん、これ、食べたい…」

「ん、これ？真都と半分こでいい？」

「うん！ありがと！」

「辰兄、俺もこれ食いたい」

「お前ね、何便乗してんのよ笑。まぁ、買ってやるけどさ。涼太と半分こね。涼太いい？」

「うん。俺も食べてみたかったからいいよ」

「ありがとね。他は？欲しいのあったら言いなね〜」

商店街に着いて、早速散財してる辰兄笑。
俺もお言葉に甘えて買ってもらい、亮平と半分こ。
ちょこちょこと食べ歩きをしながら、商店街を進んでいく。
寄るところ、寄るところでお店の人に「可愛い兄弟ね」っていっぱいおまけをもらって、ちょっと小腹を満たすつもりだったのに、気づいたら皆お腹いっぱいになっちゃった笑。