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渉 「…」
当然の違和感 ページ10
あれから3日。
太輔 「…」
高嗣 「…」
健永 「…」
康二 「まぁそりゃそうやな…」
9年ぶり再会した元副隊長と元部下。
康二 「どうやら人数が減った感じがしてて…」
渉 「ふ、副隊長はいつから…」
康二 「もう副隊長はやめてください。昔みたいに名前で呼んでください。」
太輔 「俺たちが…」
高嗣 「母校を…」
康二以外のみんなは陽雪 高校の卒業生。例え自らの意思じゃないんだとしても、大事な母校の一部を破壊した。
俊哉 「みんな…」
裕太 「そりゃそうだな…」
宏光 「それもお前たちのせいじゃない。命令されてしょうがない事情だったから分かる。」
康二 「…ったく、フォーレンはこの世界の悪の中でダントツトップやん！」
太輔 「いつからだったの、フォーレンを憎んだ事？」
康二 「父が亡くなって兄が隊長になったすぐ。俺も強制だったんです。」
高嗣 「でも副隊長…じゃなくて、康二くんもフォーレンから離れたって噂が…」
フォーレンから離れても、スパイのように行ったり来たりをしてたから誰も康二が組織から離れたなんて知らなかった。
康二 「まぁ、あれも色々あって…」
健永 「そして9年前の季節外れの吹雪…」
今から9年前。フォーレンにとって一番悲劇な日。ベテランも新人も知っているあの事件。
康二 「でも俺とめめとラウールが何もしなかったら、この世界はあの日で滅んだ。」
俊哉 「そしてその以来にも苦しんでたね。」
渉 「その以来？」
裕太 「一時記憶喪失になったり、記憶を取り戻した瞬間にテリオンに洗脳されたり…」
健永 「そうだったのか…」
太輔 「どうやらあれから季節外れの降雪が起こってなかった…」
康二 「でもテリオンの本体を倒したけど、まだ気配が残っている。」
渉 「だからずっとフォーレンが…」
康二 「…兄の代わりに謝ります。皆さんが兄の我儘に巻き込まれて本当に申し訳ございません！」
兄のせいなのになぜ自分が謝っているのか？
太輔 「顔上げて。君のせいじゃないから。」
健永 「そうだ！俺たち理解出来るよ。」
康二 「皆さん…」
宏光 「良かったね、向井。」
俊哉 「…ねぇ、みんな。」
〔リアライズ004 (Skyline Battle Gear Series - Realize 004)〕
〔ミラー005 (Skyline Battle Gear Series - Mirror 005)〕
〔セイビアー007 (Skyline Battle Gear Series - Savior 007)〕
〔エヴォルブ002 (Skyline Battle Gear Series - Evolve 002)〕
裕太 「これから俺たちと一緒に戦わない？」
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作者名：時音 | 作成日時：2023年10月7日 11時
