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守るために俺を消す ページ25
今日の授業が終わって帰る時になった。大介は康二を呼んで研究所で話しする事に。
康二 「本当にそれでええの？」
どうやら大介はまた何かを提案したみたいだ。
大介 「いいの。だって、きょもたちを守るためなら。慎太郎もそう思っているはずよ。」
康二 「でも数日前の記憶、消すのはやりすぎちゃうん？」
大介 「康二も分かっているんでしょ、きょもたちのハートスノーフレークの状態？」
康二 「普通の中の普通。輝きが一切もない。」
大介 「重岡くんのように普通なのに勇壮の輝きがあるのじゃなくて、全く勇壮の輝きがない一般のハートスノーフレーク。」
康二 「でも記憶は…」大介 「精神潜入 は康二と仲 がある人だけが聞かないんでしょ？きょもたちは康二と仲 は一切もないから大丈夫。」
康二 「そういうじゃなくて…」
大介 「ん？」
康二 「こないなのも考えてたんやろ？もし京本さんの記憶から自分を完全に消したいって。」
そこまで考えた！？
大介 「…」
康二 「そうやろ？」
大介 「だって、そういうしかないから。きょもの両親と相談までしたの。」
康二 「相談？」
大介 「きょもの記憶から俺の存在を完全に消して、裏で守るって。」
康二 「俺が言うものそうなんやけど、それはやっぱやりすぎちゃうん？」
大介 「だから…」
康二 「5つの音色。」
大介 「！！！」
まさかここで記憶歴史 を？
康二 「そして慎太郎を含むと6つになる。」
大介 「…気づいてたのね。」
康二 「そりゃそうやろ。俺は時の属性を持っているから。」
大介 「…俺はきょもたちを守りたい。慎太郎も同じく思っている。でも俺たちを覚えている限り、危険な戦いに巻き込まれてしまう。だからこういうしかないんだ。」
最後に会ってからそんなに経ったのに、未だにその人のために何でもする。康二はその気持ちを理解出来るけど、まだ不安があるって主相する。
と、研究所の外でその全てを聞いたのは…
優吾 「あれ、マジか…」
大我 「大介…」
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作者名：時音 | 作成日時：2023年10月7日 11時
