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特別授業中に思いだしたこと ページ19
今日、1年C組は外で集まっている。
「なんだろう？」
「特別授業って言われたけど…」
勝利 「今日何なのか分かる？」
聡 「知らんよ。でも結構重要な事かも。」
と、そこで…
亮平 「1年C組の皆さん、今日の特別授業に来てくれてありがとうございます。これは全生徒が受けるのが大事なので、一組ずつこの授業を行われることにしました。」
恵里花 「亮平さん…」
美麗 「これだったか…」
ラウール 「だね…」
それで印章 の特別授業が始まった。
ちなみに印章 とは、亮平が研究した奇術 の記号の組み合わせのこと。簡単で言うと、錬金術的な感じ。
亮平 「光 と土 と水 か。水晶でも作るつもり？」
女生徒A 「はい！」
亮平 「霊 と天 …これは気を付けて。」
男生徒A 「なんでですか？」
亮平 「これは霞か…それとも爆発だ。」
ラウール 「流石阿部ちゃん。」
明香里 「そうね。」
美空 「生徒会長もヒーローも頑張っているし。」
今里 「そういえば、ラウールくんと亮平さんは同じ組織から脱出したよね？」
ラウール 「うん。でも僕は彼らに誘拐されて、阿部ちゃんは彼らに騙されたんだ。」
美麗 「騙された？」
ラウール 「阿部ちゃんのお父さんを殺した人に…」
恵里花 「お父さんを殺した！？」
聡 「そんな…」
勝利 「それほど恐ろしいんだね、フォーレンって…」
『バーーン！』
亮平 「うわ…時 、土 と火 …」
美空 「それって…」
ラウール 「火山性だ…」
聡 「手伝う？」
勝利 「それしかないな…」
初めてなのでそりゃそうだ。でも世界を守るためにはちゃんと出来るまで練習する。そうしたら、誰でも心が勇壮になる。
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作者名：時音 | 作成日時：2023年10月7日 11時
