espoir (ページ26)

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そっと座り直し三宅さんの方を見る。

三宅：滝沢の先輩の手の妬ける先輩です

岡田：どういう自己紹介だよ(笑)

『AAと申します。よろしくお願い致します。』

三宅：よろしくね!Aちゃん！！よし、じゃあ送ってもらおうかな！！

『えっ！？私は滝沢さんのお迎えに…』

滝沢：みんなまとめて送ってあげて。俺はもう少し居るから。

『分かりました。』

このあとが大変だった。
滝沢さんはのんきに送ってあげて。なんて言ったけれどいざ車に乗り込むと質問の嵐。
そして曲がる所を言うのが遅くて曲がりそこねたり…
なんとか全員送り届けて病院に戻った。

『甘いものが飲みたい…』
思わず独り言がもれた。
病室へ行く前に自動販売機へ直行。
飲み物を買ってエレベーターを待っているとエレベーターが来た。
ポーンと音を立てて鳴ると扉が開いて滝沢さんが出てきた。

滝沢：あっ…ちょうど良かった。

『帰りますか？』

滝沢：うん。

並んで歩いていると私の手から車のキーをすっと取った。

『えっ？私が運転します…』

滝沢：いや俺がする。Aのこと送るよ。

『ありがとうございます。』

滝沢さんは運転席へ。私は助手席に乗り込んだ。

滝沢：明日はジャニーさんの所へ行ってから事務所へ行くから。

『分かりました。滝沢さん…』

滝沢：ん？？

『私は…側にいますから…』

滝沢:うん。

翌日、仕事をしながら滝沢さんを待っていると
ガチャッとドアが音を立てて開いた。

滝沢：おはよう

『おはようございます。』

滝沢：いやぁ…参った…

『あ、東スポですか？』

滝沢：そうそう。情報早すぎ。明後日あたりSnow ManとSixTONESまとめて呼んで。Aも来て。

『えっ…Snow Manと会うのは…』

滝沢：そろそろ隠れてるのも限界でしょ
滝沢さんは苦笑いをした。

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滝沢さんと一足先に病室へ。

滝沢：緊張してる？

『少しだけ…』

滝沢：緊張することじゃないだろ(笑)

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