espoir (ページ24)

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『最初はそのつもりで行ったけれどイマイチしっくり来てなくてそうしたら滝沢さんがJrの人が舞台でフレアバーテンディングやるから戻ってきて教えてくれってオファーがあって…』

ヒロミさんとマスターはニヤニヤしている。

ヒロミ：まぁ、滝沢のところで仕事してるなら安心した。

久しぶりにヒロミさんと同じ時間を過ごし日付が変わる少し前に帰宅をした。

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仕事にも慣れて今は滝沢さんのスケジュールを管理したりしている。
Snow Manが9人になったりJrが今まで以上にコンサートをやったり…
8月にはJrだけで東京ドームでコンサートが予定されている。

社長室から青褪めた表情で出てきた滝沢さん。

滝沢：ジャニーさんが緊急搬送された。A、少しの間俺のスケジュール開けておいて。

多少声が震えていて動揺しているこんな姿初めて見た。

『わかりました。』

滝沢：みんなに連絡したりしないといけないな…

などと言いながら社長室と私のいる秘書スペースを行ったり来たり…

『滝沢さん、とにかく病院行ってください。車の手配しますから。』

滝沢：いや、でも連絡…

『連絡は私がします。私のこと頼ってください。』

車の手配をして連絡業務の申し送りをしながら滝沢さんを駐車場へ送り届ける。

滝沢：連絡…頼んだ。

『お任せください』

滝沢：また連絡する

『はい。いってらっしゃいませ。』
滝沢さんが乗った車を見送り部屋に戻ってJr．のみんなに送る連絡内容を打ち込みしていると電話が鳴った。

『はい。株式会社ジャニーズアイランドのAが承ります。』

本間：ジャニーズ事務所の本間です。ジャニーさんの件聞いた？

『はい。タレントにこれから連絡しようかと…』

本間：特別室用意できたから面会できることも伝えて。なにかあったらまた連絡する。

『わかりました。ありがとうございます』

受話器を置きメールを作成し一斉送信。
あとはいつも通り仕事をしているとドアがノックされて返事よりも先にドアが開いた。

ジェシー：失礼しまーす。えっ！？誰…？

あ、このハーフ顔のちょっと声高めの人はSixTONESのジェシーさんだ…。
その後ろには見慣れた顔が…

高地：あっ!Aちゃんだ！ここで働いてたんだね!

『うん』

ぞろぞろと入ってくるSixTONESの皆さん。

田中：Aちゃん、ジャニーさんどうなの？

『私も緊急搬送されたことしか知らなくて…』

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