espoir (ページ23)

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滝沢：今、どうしてるの？仕事とか…

『フレアバーテンディングしたりバーでアルバイトしたり…』

滝沢：もし良かったら事務仕事やらない？？一応、契約社員っていうかたちで…

『それって…Snow Manのみなさんと会いますか？』

滝沢：ヤツ等が押しかけてこない限り会わない。どうかな？

『私で良ければやらせてください。』

滝沢：じゃあ、来週までに履歴書持ってきて。

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翌週、スーツで事務所へ。
スーツなんていつぶりに着ただろう…？
1階のエレベーターホールまで迎えに来てくれた滝沢さん。

滝沢：おっ!スーツで来たの？

『はい。一応初日なので…』

滝沢：明日からオフィスカジュアルでいいよ。

『はい』

そして連れて来られたのは社長室の手前のスペース。

『ここって秘書さんがいるところじゃないですか!!』

滝沢：秘書いないからそこで仕事して。

『はい!』

それから数日はデスクワークをしたり
フレアバーテンディングを教えたり…

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今日から田中さんと高地さんにフレアバーテンディングを教えた舞台が始まる。

滝沢：Aは本当に行かなくていいの？？

扉を開けて滝沢さんは私に声をかけた。

『はい、あの二人なら私が居なくてもしっかりやってくれると思うので…』

滝沢：そっか…じゃあ行ってくる。

『いってらっしゃいませ』

滝沢：戻ってこないからAも頼んだ仕事終わったら適当に帰るんだよ。

『はーい』

仕事を終えてバーへ。

マスター：あ、Aちゃん。

『お久しぶりです』

マスター：カウンターどうぞ

そう言われカウンター席へ。
先客の方は居ないけれどグラスが置いてあるから一席あけて座る。

おいっ！久しぶりですじゃねーよ！！と言う声がカウンターの中からした。

『！？！？』

そして現れたのはヒロミさん。

『ヒロミさんバーテンダー転身ですか！？』

ヒロミ：ちげーよ！マスターが水道の調子が良くないって言うから見てたの！

そう言いながらカウンターから出てきてグラスが置いてあった席に座った。

ヒロミ：何も言わずに海外行っちゃいやがって。

『ごめんなさい…』

ヒロミ：滝沢には言っていったからまぁ良いとしよう。で、今はなにしてるの？？

『滝沢社長のもとで働かせていただいてます』

ヒロミ：そっか。それなら安心だ。もっと長期で勉強にし行ったと思ってた。向こうで大会出たりしたわけだし。

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