espoir (ページ20)

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深澤：お互い遠慮するような間柄でもないし。

岩本：ツインって聞かされてたから見たときはビックリしたけどね(笑)

深澤：まぁね。お手洗い行ってくる！
そう言って深澤さんは立ちあがりお手洗いへ。

岩本：これなかなか戻ってこないやつじゃない？

『あ…そうかも…。クマノミ増えてから来てないですもんね…。』

岩本：あのさぁ…

『はい…？』

岩本：そろそろ敬語やめない？

『えっ…？』

岩本：ダメなの？

『ダメではないですけど…お客様なので…』

岩本：そういうの気にしなくていいよ。じゃ、そういうことで。あと、照って呼んでよ。

岩本さんが言い終わったのとほぼ同時に勢いよくお手洗いのドアが開いた音がして二人でお手洗いのドアのある方を見た。

深澤：クマノミ増えてる！
慌てた様子で出てきた深澤さん。

岩本さんはその様子を見てクスクスと笑っている。

深澤：何で増えた？産まれた…？

クスクス笑っていたのを通りすぎて吹き出した。
岩本：前回来てから生まれたならあの大きさはない！！

深澤：あ…そっか…。ってなんで照が知ってるの！？
こちらに向かって歩いてきて椅子に座った。

岩本：お友達お迎えする日に偶然会ったから。

深澤：抜け駆けしてるのは佐久間と阿部だけだと照もかよ！まったく…

ぶつくさと文句を言っている深澤さんと岩本さんの前に紅茶を置く。

『どうぞ』

岩本：ありがとう。
深澤：ありがとう。

二人ともほぼ一緒にカップに口をつけた。

岩本：！？おいしい…

『良かった…』

深澤：自分のも買ってくればよかった〜！！！

岩本：買っててもこんなに美味しくいれられないと思う。

深澤：確かに…

そして二人は帰った。

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