40 ページ5
伊野尾said
伊「なーんか、俺今までなんで会えなかったんだろって、ばかばかしく思えてきた」
光「・・・ばかばかしいよ、ほんとに・・・俺、そんな簡単に嫌いにならねえよ」
伊「・・・ありがとう」
なんだ、薮の言ってた通りじゃないか。
俺が思っていたより、心配することはなかったみたいだ。
伊「光たちも、薮も・・・俺のこと、可哀想な病人扱いしないんだね」
光「･･･病気とか、そういうの関係ないと思うけどな、友情には」
俺が心を開きつつあるのは、そういう理由もあるんだ。
”かわいそうな病気の子”
そんな目で俺を見る他の人たちとは違うから。
伊「光、この前は変なこと言ってごめん…俺、皆にどこまで協力できるかわからないけど、」
だから、会いたくなってしまったんだ。
光「ああ、この前のは俺もごめんな？」
伊「･･･ホームページ、作らせてくれる？」
光「うん！アシスタント就任、よろしく！！」
光の満面の笑みを見て、俺までなんだかうれしくなる。
昨日、薮に言われたときに決めたんだから。
俺はこの人たちのために生きるって････｡
--------
薮said
帰ってきた光を出迎える。まあ、ずっと後付けて聞いてたんだけど。
薮「…仲直り、できたんだ」
光「聞いてたの？悪趣味」
薮「いいだろ別に。カッコいいこと言ってた、光」
光「うるさい・・・/」
光と伊野尾なら、大丈夫だって思ってたけどね。
薮「…流石、俺の自慢の恋人」
光「・・・ここでそういうこと言わないで・・・」
薮「光は照れ屋だなあ、ツンデレ」
一方の話、俺の心配は自分の体のほうにあったんだ。
あれから薬を飲んでいるけど、・・・帰ってきた途端のこと。
松「もうちょっと飲む量を増やしたほうがいいって話したんだ」
松本医師から告げられたことだった。
のむ量を増やさせられたのは、今の薬の効果が出ていないからなのか、俺の体は思ったよりも良くない状況なのか・・・どうしても、ネガティブにしか考えられない。
だけど、そんなことを直接的に聞く勇気もない。
人間的な問題なら俺でも解決できるけれど、体のことは俺じゃどうにもならない。俺自身のことも、伊野尾のことも。
その事実は、なんて残酷なんだろうと思う。
なあ、俺こんなんで本当に、復帰できんのかな･･･｡
薮「･･･不安なんだ」
なんて、光にも伊野尾にも、言えるわけない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 194人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
匿名 - 設定キーワードの「Hey!Say!JUMP」じゃなく、「Sey」になってますよ?「Say]です。 (2019年2月4日 17時) (
レス) id: aecc4d0263 (このIDを非表示/違反報告)
陽雪（ﾋﾕｷ）(プロフ) - natsuki0808さん» 本当にごめんなさい、そしてありがとうございます！全然、自己満の作品なのですがそんな風に言っていただけて光栄です・・・！これからも応援していただけると嬉しいです。 (2018年5月18日 21時) (レス) id: 5f743aa478 (このIDを非表示/違反報告)
natsuki0808(プロフ) - そんなに忙しい中、こんな素晴らしい作品を作ってくださってありがとうございます！亀さんでも、絶対最後まで更新、楽しみにしてるので大学、頑張ってください！ (2018年4月15日 21時) (レス) id: 0008dd9f4c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：陽雪（ﾋﾕｷ） | 作成日時：2018年3月21日 23時
