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光said
…薮からは、何もかも聞いていた。
いのちゃんが悪い病気で、もう永くは生きられないことも、聞いていた。
でも薮は、いのちゃんの気持ちもよくわかってて。この事は本人に言うな、って。
だから俺は何も知らないふりで接するしかなかったんだけど。
ただただ、悔しかった。
昨日だって、薮は「心当たりがある」とすぐに彼の元へ飛んでいけたのに。
俺らは、動けなかったんだ。ただ待っているしかなかったんだ。
こんなに重いものを抱えているいのちゃんの友達でいる資格が俺らにあるのかと問われたら、俺はきっと答えられない。
家族のことでだって、彼はきっとなにか隠しているのだろう、というのはすぐに分かった。
今は踏み込んではいけない空気を感じたから、無理に聞いたりはできない、けど。
光「…頼れよ」
伊「ん〜？」
光「俺ら、いのちゃんが思ってる以上に、心配してんだから。 昨日だって不安で不安で寝れなかったんだよ？ 大ちゃんとか、大丈夫かなってずっと俺にメールしてきてて」
伊「そう、なんだね…」
メールされても、俺が返せる言葉も少なくて、「薮を信じよう」としか言えなかったけど。
光「隠してることとか、今じゃなくてもいいけど、いつかは話してほしい。俺だって、いのちゃんのこと…支えたい」
伊「…薮と、同じこと言ってくれるんだね」
…そんな言葉が、欲しいわけじゃない。
光「薮と一緒にしないでっ、」
薮に嫉妬だなんて、おかしいけど。
薮の友達として俺を見るのは、もうやめてよ。
俺は薮の友達じゃなくて、君の友達でいたい。
伊「光…？」
光「いのちゃん、俺は薮じゃないよ、光だよ。 俺は…いのちゃんのこと、1人の仲間として見てるよ。 だけど、 …俺や�睫擇簑腓舛磴鵑蓮△覆鵑世�壁がまだあるみたいで……悔しい」
彼は相当意外な顔をしてた。
それにね、悔しかったのはきっと…薮だって。
光「なんで、昨日…俺らのとこ、来てくれなかったの…」
なんで、1人で行っちゃおうとしたの。
伊「俺さ 、…人と交わるの、怖かった」
え…
彼は、なんだかさみしそうに笑っていた。
伊「ただ、惨めだったから。元気な人と、病院暮らしの俺じゃ」
やっぱり彼は重い病気、なんだな。 そんな気持ちを押し殺し、いのちゃんの目を見る。
伊「なのに、 光がそんなこと言ってくれたらさ…もう俺、隠し事できない」
… けど、俺の言葉は届いてたみたいで。
その事実に胸が熱くなったんだ。
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匿名 - 設定キーワードの「Hey!Say!JUMP」じゃなく、「Sey」になってますよ?「Say]です。 (2019年2月4日 17時) (
レス) id: aecc4d0263 (このIDを非表示/違反報告)
陽雪（ﾋﾕｷ）(プロフ) - natsuki0808さん» 本当にごめんなさい、そしてありがとうございます！全然、自己満の作品なのですがそんな風に言っていただけて光栄です・・・！これからも応援していただけると嬉しいです。 (2018年5月18日 21時) (レス) id: 5f743aa478 (このIDを非表示/違反報告)
natsuki0808(プロフ) - そんなに忙しい中、こんな素晴らしい作品を作ってくださってありがとうございます！亀さんでも、絶対最後まで更新、楽しみにしてるので大学、頑張ってください！ (2018年4月15日 21時) (レス) id: 0008dd9f4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽雪（ﾋﾕｷ） | 作成日時：2018年3月21日 23時
