No.20 ページ22
岩本side
それは前触れもなく起こった。
ライブ中、
みんなが花道でバラバラになってる時に
Aがファンにペンライト投げつけられて
頭に当たって出血。
Aに駆け寄って1回はけると
スタッフさんが駆けつけて
応急処置してもらう。
連続で曲が続く場面で他のメンバー達は
ステージでパフォーマンスし続けていた。
Aは「大丈夫。もう行ける」と
何回も言って駄々こねてる。
俺はバクバクと鳴る心臓の音を抱えながら
Aの汗を拭いながら背中をさすっていた。
傷口はヘアバンドで隠してもらった。
SnowManのチーフマネが歩み寄り
Aと最終チェックして
ステージ責任者となにか少し話して
Goサインが出る。
我先にという感じで
ステージに続く通路を走るA。
次の曲の頭から合流するために入口で待つ。
「ほんとに大丈夫なんだな」
「大丈夫。大したことないし
戻らなかったらみんな心配しちゃうし
なんだか負けたみたいだし
だからステージ出たい」
揺るぎない瞳でそう言うから、
絶対無理しないことを約束した。
俺は何も言わずAと握手した。
無言のやってやるぞの合図は
ライブ中とは思えないほどの
2人だけの静寂が支配していた。
暗転したタイミングに合わせて
2人でステージに飛び出す。
ポジションに着く前、ふっかと目があった。
「大丈夫」と頷くと
「了解」と言ってるように頷いてくれた。
9人の暗黙の了解として
絶対、Aから目を離さないように
誰かが必ず傍にいるように
自然と行動した。
Aはそのあとも普段となにも変わらず
キラキラスマイルでアイドルしていたけど、
阿部が恋人繋ぎしたり
ラウがほっぺをつまんで伸ばしたり
戯れると嬉しそうに笑っていた。
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れお(プロフ) - mizuiro様、ご指摘ありがとうございます。 (2022年10月4日 21時) (
レス) id: bff8188722 (このIDを非表示/違反報告)
mizuiro(プロフ) - No.6のとこ、舘様の名前がないです...! (>_<) (2022年10月4日 19時) (レス) id: c168ba2284 (このIDを非表示/違反報告)
れお(プロフ) - さとさん！ありがたいコメントありがとうございます( ¨̮ )❁今後も頑張ります！ (2021年11月10日 23時) (レス) id: bff8188722 (このIDを非表示/違反報告)
さと - この話をよんで感動しました。続き待ってます。 (2021年11月10日 21時) (レス) @page6 id: 8ca27b57ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Leo | 作成日時：2021年11月6日 19時
