聞いてますか白石さん【鬼滅の刃】

白石さんが71人 ページ22

炭治郎side




Aが使う白の呼吸は
瞬間的に消えたと思わせる物が多い。

一瞬の光の中で何が起きたか分からずに
何度完敗したか。








｢よし！本気で来てくれ！｣


『うん』







最近は空いている時に相手をしてもらっているが
少し読めてきた気がする。

脚力のみが人よりも安定していて動きが
一つ一つの工夫が施されている。
カナヲとの訓練もあってか最終選別の時よりも
遥かに速さを増している。

気配も消しているのか…？









『炭治郎、難しく考え過ぎだよ』


｢そ、そうか！？｣


『うん』


｢と言うか、また負けちゃったな｣


『上達してる』


｢そうか？｣








最近は頑張ればAを目で終えるようになったし
この間だって頑張れば木刀を当てられていた。
俺も順調に上達している証拠か…！！









｢Aの教え方が上手いからだよ！
いつもありがとうな｣


『…うん』


｢？｣


『炭治郎は同い年なのに子供扱いするなって』


｢嫌か…？｣


『ううん、やじゃないけど』








もっとと言うように頭を摺り寄せてくるので
よしよしと撫でるとこれがまた可愛らしい顔をする。
禰豆子とAは街で有名な美人だし
愈史郎だって認めてくれたからな！なんたって！









『炭治郎？』


｢Aは可愛いなって！｣


『かわっ…』

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