聞いてますか白石さん【鬼滅の刃】

白石さんが62人 ページ13

嘴平side






Aは頻繁に俺に、いや、俺の
猪頭に顔を埋める。

眠ったり眠らなかったりが
疎らだけど、とにかく良く近くに来ると
くっついてくる。







｢あ？｣


『伊之助』


｢…んだよ、やな事でもあったか、それとも誰かに
なんかされたか？｣


『…』


｢なんで黙ってん…だ…よ？｣









後から寝息が聞こえてくる。

こういう事は良くあるが
いつも突然だから少しなんつーか、困るっつーか
迷惑じゃねえんだけど

ほわほわが収まんねぇ。

でも起こすと権八郎とか玟逸に
すんげぇ形相で睨まれて正直ビビる。









｢…寝にくくねぇかその体制｣









俺の背中に引っ付いたまま、つまり
座ったまま身を預けられてるんだが
Aの身体が痛まないか親分として
子分が心配になる。









｢…ちょっと動くぜ｣









聞こえてねぇかもしれないけど
一応断りを入れてAを足の間に入れ
俺に凭れかからせる。

子分その4の特権だと
考えておく。







｢おい、そこの小さいの
なんか、かけるもの持ってきてくれ｣









しのぶの屋敷で働く小さい雌に声を掛ける。









｢分かりました！｣


｢ああ、頼んだちび｣




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嘴平くんの口調分かりません()

それはともあれ！
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