幸せは罪と共に.*【ハピシュガ】 (ページ2)

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1Life ページ2

Aside

全ては松坂さんのお陰だとあの日感じた。
可哀想で哀れなあの人を
楽にしてくれてありがとう。

ならこの恩は貴女達の協力者と言う形で
償いましょう。

そう、それが正しいでしょう？

_____悪魔様

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┈松阪side┈

あの時あの子に見られたのは
逆に好都合だったのかもしれない。

嗚呼、お城に残ってるあれは
消そうとしても消えない私の愛の始まりの
"証"なのかも。

でもしおちゃんに知られてはダメ。

貴「さとうちゃん」

松阪｢…どうしたの？Aちゃん｣

貴「通帳」

松阪｢あ…｣

拾ってくれたのがAちゃんで良かったと思う。
ノートの隙間を覗けば隠していたハズの
通帳はなかったのだ。

まだまだお金が足りない
しおちゃんと暮らすためには

貴「誠、迎えどうしよう」

松阪｢うーん、ご飯食べてけば？｣

貴「悪いよ、さとうちゃんとしおちゃんの
お城なんだから」

松阪｢いいよ、いつものお礼｣

貴「お言葉に甘える」

周りから仲睦まじそうに見えるだろうが
違う、これは作戦会議の合図。

松阪｢相談もあるし｣

貴「分かった、放課後ね」

松阪｢うん｣