君に恋した理由。 (ページ6)

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先「これから学校案内するから男女別れて名簿順に1列で廊下に並べー。」

先生のこの一言でクラスのみんなが廊下に出る。

……そういや名簿順で私の隣って誰なんだろ。

入学式の時見ときゃよかったな。

まじかよ。

デジャヴ

海じゃん。

なんで海なのさ。

こんなん、移動教室とかで隣の席になっちゃうパティーンでしょ。

最悪。吹っ切れるって決めたのに。

また好きが溢れてきちゃう。

海「…い。おい。A歩きながら寝てんのか？笑笑」

いつのまにか海に話しかけられてたみたい。

てかよくそんな風に話しかけられるよね…

A「な、なに？」

うわー私めっちゃぎこちないじゃん。

海「LINEやってる？交換しよ！笑」

まさかのLINEのお誘いですか。

やってないって嘘ついとこ。

なんか怖いし。

てか海とLINEなんか交換したら毎日メッセージ送られてこないか期待しちゃうじゃん。

A「や、やってない…。親に禁止されちゃってるから。ゴメンね。」

海「なーんだ。つまんね。Aアホだし話すの楽しいからチャンスだと思ったのにー笑」

…アホつったよね。こいつ今。

アホって言ったよね！？

A「誰がアホだって！？私がアホならあんたはドアホでしょうが！！私のどこをどう見たらアホだってんの！？」

海「…そういうとこじゃねぇの？笑笑」

A「そういうとこってどういうとこ！？」

海「そういう風にアホって言われて一生懸命否定するとこ？笑笑」

A「アホって言われて反論しない人はいないでしょー」

海「お前は反論しすぎな笑」

A「なんだt((綾瀬ー静かにしろー。

海「ブッククク」

A「なっ……は、はい。スンマセン。」

最悪みんなの前で注意されちゃったじゃんか。

あいつの所為で。

ん？

案外普通に話せてた。

なんでだろ。不思議。

なんだか1年間、楽しみになってきた。

よろしくね。海。