Snow boys

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翔太side

少し遅れて乗り込んだ車には照がいて

そういえば今日2人で移動って言われてたな

時間に余裕はあるから大丈夫って言ってくれたけど

照にもマネージャーにも申し訳ない気持ちでいっぱい



走ったから息上がってるし

さっきよりも断然お腹痛い


照は隣でスマホいじってるけど俺は痛みに耐える



照「…翔太？」

「…ｯなに？」

照「来た時からずっと息上がってるけど、大丈夫？」


照の方を見ると眉を下げて俺の顔を覗き込んでる


「うん、大丈夫」

照「顔色悪いけど…」

「大丈夫だって」


せっかく心配してくれてるのに素直になれない俺。

言えば楽になるかもしれないのにな



照「そっか、なんかあったら言えよ」

こういう時深く入り込んでこないのが照の優しさ。



本格的に痛くなってきたな

なんでかわかんないけどふと涙出てきそうになって慌てて堪える。


…撮影、上手く行きますように

なんて願ってるとマネージャーの着きましたよって声が。

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