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照 side
そんな中、この先で起こる本当の苦しみを、俺たちはまだ理解していなかった。
医「阿部さんはピークを越えましたので、次第に症状も落ち着いてくると思います」
なんて、5日という日にちを開けて後を追うように肺炎になったふっかは、
深「う、ん〜‥、ん」
咳はそこまで酷くないし、熱もまぁまぁ。
早くに治療を始められたこともあって、阿部ほどの重症度ではなかったんだけど‥
深「‥っ、」
舘「大丈夫、佐久間だから。そんなに怖がらないで」
その全ての治療に苦しむ姿を見てきたせいで、心は一向に休まりそうにない。
病室のドアが開く度ビクッと体を震わせて、
深「‥さ、くま‥？」
佐「そうでやんす！佐久間だよ！」
ニカッと咲く笑顔に小さく笑えるのは、まだ心に余裕がある証拠。
回診の時間が近づいて、先生がやってくると
深「ひ、ひか‥る」
照「大丈夫、大丈夫。」
医「まずは阿部さんから胸の音を聴かせてくださいね」
と、話題が自分に向く前から体が強張ってしまう。
医「出来るだけ大きく深呼吸してください」
阿「すぅー‥、ゲホッゲホッ！」
康「おぉ大丈夫？」
なんて康二が慌てて背中をさすっても、その声に見向きもしなくて
医「胸の痛みはどうですか？」
阿「吸うとまだ痛いです」
との返事に、点滴に混ぜる薬剤の指示を出す先生をジッと見つめてる。
そして、
医「では深澤さんも胸の音を聴かせてください」
そう彼に矛先が向くと、
深「‥‥。」
先生から目を逸らしてずっと自分の手をイジイジしてる。
目「ふっかさん、胸の音聴くだけっす」
ラ「ちょっと頑張れない？」
と、俺たちにとっては胸の音を聴く“だけ”なんて言えるけど、
深「だけじゃ、ゲホッ‥ない、もん‥」
確かにこれだけ痰の絡んだ声をしてたら、吸引は避けられないだろうから、ふっかの不貞腐れる気持ちもわかる。
だけど、その吸引を頑張れば
翔「呼吸楽になってぐっすり寝れるよ？」
舘「そうだよ、ゆっくり寝たいでしょ？」
苦しさを乗り越えて、回復していく阿部を見てるから。
照「ちょっとだけ頑張れない？」
怖がる心に寄り添ってあげることが出来なかったんだ。
.
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ぱいなっぷる(プロフ) - すー。さん» お返事遅くなってしまってごめんなさい(>_<)！そして、改めましてリクエストありがとうございました想像していたようなお話になったか不安ですが、楽しんで頂けましたら幸いです(^ ^) (2020年1月6日 19時) (
レス) id: 2650afa384 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなっぷる(プロフ) - わさん» お返事遅くなってごめんなさい(>_<)！そして、リクエストありがとうございます☆順番に作っていきますので、お待ち頂けると嬉しいです。よろしくお願いします(^ ^) (2020年1月6日 19時) (レス) id: 2650afa384 (このIDを非表示/違反報告)
すー。 - 康二くんのリクエストに答えて頂き有難うございます！本当によかったです (2020年1月4日 22時) (レス) id: 84a0c4611a (このIDを非表示/違反報告)
わ(プロフ) - リクエストよろしいでしょうか？目黒君がずっと熱があったけど何日か我慢しててリハ中に倒れてしまうお話お願いしたいです。よろしくお願いします。 (2020年1月4日 1時) (レス) id: abbfdf0b4e (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 以前のを覚えてくださっていたんですね！？二度もしてしまい申し訳ありません。こちらの作品をいつも楽しんで読ませて頂いていて、とても人気で沢山のリクエストがあると思いますが頑張って下さい(^^)応援しています^_^ (2019年12月30日 21時) (レス) id: 7344304298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱいなっぷる | 作成日時：2019年12月7日 9時
