Snow at Hearts . .【３】

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宮舘 side


舘「具体的なストレスを取り除くって‥」


康「ドラマ降板するしかないやん」


と、みんなの頭に過ったことは同じで、


翔「やだ！！大丈夫！！おれ、大丈夫だから‥」


仮に本当にドラマを降りたとしても、それはまた新たなストレスが芽生えるだけだと思う。



だったらまずは、


舘「うん、大丈夫だよね。翔太が頑張ってることみんな分かってるよ」


しっかりとした睡眠のリズムを、整えてあげることが先だと思うんだ。


ポンポンと優しく背中を叩き、眠りについたその後に、


舘「夜に一人で何をしてるのかは分からないけど、もう何日もロクに寝てないと思うから」


阿「誰かしら付いてた方がいいよね」


と、翔太を心配する気持ちはみんなあるんだけど‥


深「今、個人仕事ないの誰だっけ？」


照「はい」


深「ちなみに俺もない」


一人一人に仕事を頂けるようになった今、自分自身のことを疎かにしてしまうのは本末転倒だから。


照「じゃあ俺とふっかで基本は翔太に付いてるけど、みんなも無理しない程度に顔見せてあげてよ」


目「そうっすね」


ラ「うん、わかった！」


そんな結論が出た。







そしてその夜。


別仕事を終えて翔太の家に顔を出すと


康「あ、だて。いらっしゃい」


我が物顔で出迎えてくれる康二に思わず吹き出してしまうけど、


翔「さむ、い‥」


深「まだ寒い？モコモコの靴下も履く？」


家主は寒さに身を震わせていた。


照「熱は？上がってないの？」


深「うん。多分、手足が冷えて眠れないんだと思うんだよね」


と、末端の冷えも自律神経失調症を患う人によくある症状みたいで、


舘「カイロないの？」


康「あるで！さっき買ってきた！」


シャカシャカと振って温めた後に、くるぶしの近くにある太い血管に当ててあげると、


翔「りょ、た‥？」


涼「そうだよ。寝れそうなら寝ちゃいな？」


翔「‥ん」


ウトウトし始めるから、お腹にトントンとリズムを刻んで寝かしつかせた。



そして、

深「さすが舘さんだわ‥笑」


照「ありがとう」


と、泊まるつもりの二人と翔太の為に、簡単な朝ご飯を用意して、


康「じゃあ俺らは帰りますね！」


康二と二人、各々の家に向かって歩き始めた。

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