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佐久間 side
目「正直パニクってる時は、目の前にいるのが誰かもわかんないです」
と、俺たちを見つめる目は澄んでいて、
ラ「じゃあそっとしておいた方がいいの？」
目「いや、声かけてもらってもいいんすけど、絶対俺には触れないでください」
なんて、ひとつひとつ丁寧に教えてくれるから、気づけばその声に聞き入ってた。
めめの場合は、特定の条件が揃った時にだけ起こる「状況依存性パニック発作」というもので。
“死んでしまうかも知れない”と思うことはあっても、“死にたい”と思うことはないから、それを分かってほしいということ。
すごい力で手を握ったり、何も口にしなかったり‥
つい心配になってしまうけど、水分や栄養が必要な時は病院で点滴をしてもらうから、そこは大丈夫だということ。
そんなことを教えてくれた。
目「口で言うほど簡単じゃないことはわかってるんすけど‥、俺を信じてください」
だから、
佐「当たり前だよ！さっきも言ったけど、俺たちはめめの味方だし、めめを信じてるよ」
そう伝えると嬉しそうに笑うんだ。
翔「俺ら余計なことばっかしてたんだね」
照「なんか、ごめんな」
目「ううん。あの日岩本くんが“一人で平気？”って送り出してくれたこと、すごく嬉しかったんです」
なんて言葉を、初めは上手く理解できなかったけど。
目「一人になりたくても“心配だから”って言われると、なかなか断れないじゃないっすか」
康「‥確かに」
目「だけど岩本くんは、みんなは。何も知らない状況で俺を信じてくれたから‥」
“俺もみんなを信じて、このことを話そうと思ったんです”と言う、めめの心を動かしたみたい。
阿「嬉しい。ありがとう」
そして、
舘「これからたくさん思い出作って、いつか上書きしようね」
なんてオシャレな涼太の言葉に、一際眩しい笑顔が咲き
目「そうっすね‥。このクリスマスの時期に思い出す記憶が違うモノになったら、克服できるかも知れないっすよね」
プレゼントに込めたその思いに気づいてくれたんだったら、嬉しいな。
あの日の記憶、は‥
どんなに足掻いても想像するしかできないけど。
これから色付けて行く思い出は、みんなで共有できるから。
俺たちは誰よりもその心を理解してあげたいし、その心が助けを求められる場所でありたいと思うんだ。
だからさ。
9人揃って、たくさんの景色を見に行こうね。
- Fin -
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ぱいなっぷる(プロフ) - すー。さん» お返事遅くなってしまってごめんなさい(>_<)！そして、改めましてリクエストありがとうございました想像していたようなお話になったか不安ですが、楽しんで頂けましたら幸いです(^ ^) (2020年1月6日 19時) (
レス) id: 2650afa384 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなっぷる(プロフ) - わさん» お返事遅くなってごめんなさい(>_<)！そして、リクエストありがとうございます☆順番に作っていきますので、お待ち頂けると嬉しいです。よろしくお願いします(^ ^) (2020年1月6日 19時) (レス) id: 2650afa384 (このIDを非表示/違反報告)
すー。 - 康二くんのリクエストに答えて頂き有難うございます！本当によかったです (2020年1月4日 22時) (レス) id: 84a0c4611a (このIDを非表示/違反報告)
わ(プロフ) - リクエストよろしいでしょうか？目黒君がずっと熱があったけど何日か我慢しててリハ中に倒れてしまうお話お願いしたいです。よろしくお願いします。 (2020年1月4日 1時) (レス) id: abbfdf0b4e (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 以前のを覚えてくださっていたんですね！？二度もしてしまい申し訳ありません。こちらの作品をいつも楽しんで読ませて頂いていて、とても人気で沢山のリクエストがあると思いますが頑張って下さい(^^)応援しています^_^ (2019年12月30日 21時) (レス) id: 7344304298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱいなっぷる | 作成日時：2019年12月7日 9時
