114. 笑顔に秘めた‥ (さっくん) ページ14
佐久間 side
嫁を見たって元気が出ない。
ふと体の異変に気づいたのは、そんなことがきっかけだった。
佐「あーマジ疲れた‥」
と、帰るなりソファーに項垂れるとそのまま動けなくなって、
風邪引くよ‥
ベッド行きなよ‥
そんな幻聴とも言える嫁の声を頭の中で繰り返しながら、眠りについてしまった。
だから翌朝。
目覚めた俺の体は見事に熱を持っていて、
佐「‥お、あぶね‥」
戸棚に入れた体温計を取りに行こうと立ち上がっただけで、グワンと視界が揺れる。
それでもいつもより足に力を入れて目的の棚に着いた時、息が上がっていることにはビックリした。
佐「‥まじ、で‥そんな、ねつ、ある‥？」
なんて、少しの不安を感じながら脇に挟んだ体温計はなかなか鳴らなくて。
ピピピッ、ピピピッ‥
ようやく音を立てたと思ったら、
佐「39.0℃て、まじ‥かぁ‥」
想像よりも遥かに高い熱を叩き出していて、またグワンと視界が揺れた。
それでも、仕事は通常運転。
佐「解熱剤‥あ、あった‥これ飲んで、かばんに‥」
と、ひとつひとつの動作を声に出しながら、忘れ物がないように準備する。
幸い、今日は迎えがある日だから車に乗った後は寝よう。
そうすればきっと、仕事場に着く頃には解熱剤が効いて、何とか乗り切れるはず‥
佐「おはようございまーす！」
と、元気いっぱいの佐久間大介を演じて
佐「ちょっと俺寝るわ！」
なんて目を閉じた。
すると仕事現場について
ラ「佐久間くーん！起ーきーてー！」
と、揺すられる体は随分楽になっていて、
佐「おぉ、ゴメンゴメン。起こしてくれてありがとう」
ラ「ううん！早く行こう？」
なんて、腕を引くラウールも気づかない程に熱が下がっていた。
だから調子に乗って、
佐「もう最高ピーマンだよねー！」
照「だからそのピーマンって何？笑」
佐「ピーマンはピーマンでやんす！！笑」
つい大騒ぎをしてしまって‥
仕事を終えて家に帰る頃には、
佐「うわ、また熱上がってきた‥？」
朝の怠さがぶり返していた。
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ぱいなっぷる(プロフ) - すー。さん» お返事遅くなってしまってごめんなさい(>_<)！そして、改めましてリクエストありがとうございました想像していたようなお話になったか不安ですが、楽しんで頂けましたら幸いです(^ ^) (2020年1月6日 19時) (
レス) id: 2650afa384 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなっぷる(プロフ) - わさん» お返事遅くなってごめんなさい(>_<)！そして、リクエストありがとうございます☆順番に作っていきますので、お待ち頂けると嬉しいです。よろしくお願いします(^ ^) (2020年1月6日 19時) (レス) id: 2650afa384 (このIDを非表示/違反報告)
すー。 - 康二くんのリクエストに答えて頂き有難うございます！本当によかったです (2020年1月4日 22時) (レス) id: 84a0c4611a (このIDを非表示/違反報告)
わ(プロフ) - リクエストよろしいでしょうか？目黒君がずっと熱があったけど何日か我慢しててリハ中に倒れてしまうお話お願いしたいです。よろしくお願いします。 (2020年1月4日 1時) (レス) id: abbfdf0b4e (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 以前のを覚えてくださっていたんですね！？二度もしてしまい申し訳ありません。こちらの作品をいつも楽しんで読ませて頂いていて、とても人気で沢山のリクエストがあると思いますが頑張って下さい(^^)応援しています^_^ (2019年12月30日 21時) (レス) id: 7344304298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱいなっぷる | 作成日時：2019年12月7日 9時
