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121. ページ21

ラウール side


バタン!!


と、大きな音を立てて控室に入って来たADさんが


AD『本日の収録は中止となりました‥!!』


慌てた様子でそう言うから、みんな訳がわからなくて、


照「あ、そうなんですか?」


深「えーっと、俺たちどうすればいいんだろう?」


AD『状況がわかるまでここで待機していてくださいとのことです』


なんて言葉に益々疑問が浮かぶ。



康「何かあったんですか?」


AD『はい。宮舘さんがそこの交差点で事故に遭いまして‥って、あ‥』


と、口を塞いだ時すでに遅し。



「「「え、?」」」



佐「ちょっとどういうことですか!!?」


目「教えてください!お願いします!!」


ラ「えっ!?じゃあさっきの救急車‥?」


阿「マジ!?舘さん乗ってたの!!?」


なんて現場が騒然とする中で、


翔「う、うそ‥だろ!?りょ、涼太!!」


震える手で必死にその名を探し、電話をかける翔太くん。


だけど当然、受話器から聞こえるのは



“お掛けになった電話は電波の届かない‥”



冷た過ぎる声。



だから慌てて通話を切ると、


翔「いっ、行かなきゃ‥!!涼太!!」


どこへ運ばれたかもわからない彼を求めて、今にも飛び出してしまいそう。



照「翔太落ち着け!!」


翔「やだ、離して!!!涼太が!!」


と、必死に止める照くんの腕に抱かれ、泣き叫ぶ姿はパニックを起こしていて、


翔「やだっ、涼太‥!!早く行かないと涼太死ん、じゃ、う‥!!」


ボロボロと流す涙のせいで呼吸がおかしくなってきた。


深「翔太!?」


康「過呼吸や!」


なんて声と共に、照くんの腕を擦り抜け


翔「‥りょ、‥た、‥りょた、‥が、‥ヒッ」


ペタンと床に座り込んで必死に息を吸おうとしてる。


佐「タオル!!誰かタオル持ってない!?」


ラ「あります!」


と、この時ばかりは、目の前で苦しむ翔太くんのことしか頭になかった。

.

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ぱいなっぷる(プロフ) - すー。さん» お返事遅くなってしまってごめんなさい(>_<)!そして、改めましてリクエストありがとうございました想像していたようなお話になったか不安ですが、楽しんで頂けましたら幸いです(^ ^) (2020年1月6日 19時) (レス) id: 2650afa384 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなっぷる(プロフ) - わさん» お返事遅くなってごめんなさい(>_<)!そして、リクエストありがとうございます☆順番に作っていきますので、お待ち頂けると嬉しいです。よろしくお願いします(^ ^) (2020年1月6日 19時) (レス) id: 2650afa384 (このIDを非表示/違反報告)
すー。 - 康二くんのリクエストに答えて頂き有難うございます!本当によかったです (2020年1月4日 22時) (レス) id: 84a0c4611a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - リクエストよろしいでしょうか?目黒君がずっと熱があったけど何日か我慢しててリハ中に倒れてしまうお話お願いしたいです。よろしくお願いします。 (2020年1月4日 1時) (レス) id: abbfdf0b4e (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 以前のを覚えてくださっていたんですね!?二度もしてしまい申し訳ありません。こちらの作品をいつも楽しんで読ませて頂いていて、とても人気で沢山のリクエストがあると思いますが頑張って下さい(^^)応援しています^_^ (2019年12月30日 21時) (レス) id: 7344304298 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱいなっぷる | 作成日時:2019年12月7日 9時

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