Snow at Hearts . .

05. ページ5

佐久間 side


翌朝、周りがドタバタと騒がしくなる音で目を覚ました。



ムクっと起き上がる俺に、


阿「あー佐久間起きた？おはよう！ちょっとふっか達に連絡して舘さんの様子聞いてくれない！？」


と、半分叫びながらリビングを出て行く阿部ちゃん。



佐「いいけど、涼太の様子聞いてどうすんの？」


なんてその後を追えば


目「翔太くん熱ぶり返しちゃって‥」


阿「ついでに舘さんのことも思い出しちゃったみたいで、会わせてあげられないかなって」


と、冷えピタを貼り替えながら言う。



さっき慌ててポケットに入れたスマホを手にすると、既に康二から連絡が来ていて、


佐「あー‥ラウールもお見舞い来たいって拗ねてるみたい」


これは確かに、全員集合した方が早いかもしれないね。



ラウールも昨日「僕も看病手伝う！！」って聞かなかったんだけど、康二が「うち泊まりに来るか？」って連れて帰ってくれた。


だから、You Tubeの撮影が中止になって会う予定が無くなった今、納得いかないんだと思う。




翔「ね‥りょーた、なに？」


佐「ん？」


翔「りょーた‥どし、た、の？」


と、聞かれハッとする。



これまた慌てて昨日の記憶を呼び戻すと、そうじゃん翔太昨日寝てたんだよ。



佐「実はさ、涼太も熱あったの昨日。ふっかと照が家行ってるけど、俺あんま詳しいことわかんなくて‥。連絡取って会えるようにするから、もうちょっと待ってて、ね？」


と、目を合わせて言えばコクンと頷いた。









ラ「翔太くん！！」


康「ちょっと！寝てるかもしれんから静かに！」


なんて、玄関先が騒がしくなったのはお昼前。



結局ここに集合することになって、大きなスーパーの袋を抱えてやって来た二人。


その後すぐに、照とふっかに連れられ涼太もやって来た。



ラ「舘さん、大丈夫？」


舘「もう大丈夫だよ、ごめんね心配かけて」


照「嘘つけ、まだ微熱あるでしょ」



って、これじゃ昨日の翔太とやってること変わんないじゃん！笑



康「まぁ、忙しくさせてもらってるから、相手の負担になりたくないって思うんはわかります。でも大切な人やから、一人で抱えんと一緒に心配させてくださいよ」


舘「‥うん、ごめん」



阿「Snow Manを大切に思うその気持ちに、ちゃんと自分も入れてね？舘さんもSnow Manなんだから」


と、阿部ちゃんの暖かい言葉にみんなで大きく頷いた。



深「じゃあ後は翔太とね‥」



なんて、寝室に放り込む。

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