Snow at Hearts . .

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深澤 side


次の日。


最後にリハ室にやって来たのは照、翔太、目黒の三人だった。



それだけで「昨日は二人が看てたんだな」ってわかるし、照の顔色も随分良くなっていてホッとする。



なのに、


照「みんな、昨日はすいませんでした」



と、頭を下げるその姿に背を向けて離れようとしてしまう。



照「ふっか待って」



だけどそれを照が見逃すわけもなく、



照「言うこと聞かないで、結局こんなことになってしまってごめんなさい。反省してます」


なんて、しっかり頭を下げるから


深「俺も大人気ないことしてゴメンな‥」


自然と言葉が溢れたんだ。



あんな言い方することなかったし、ましてや胸ぐら掴んで喧嘩吹っ掛ける必要なんてなかった。


焦ってることぐらいその表情から感じ取ってたのに、気の利いたことも言えず‥



照「ううん、ふっかは悪くないよ。あの時止めてくれてありがとう」




そう面と向かってそう言える照は、いつだってSnow Manの先頭を歩いて行く人なんだ。





舘「よし、じゃあ始めようか！」


ラ「はぁーい！」


その声で改めて始まった新曲の振り入れ。



アップテンポなその曲は、一人ひとりにちゃんと見せ場があって、目まぐるしく変わるフォーメーションに


阿「あぁー待って、もうわかんない‥」



早くも頭を抱えるのは決まって阿部ちゃん。笑




照「やっぱり‥阿部は後で俺と居残りな」


阿「え！マジ！？照教えてくれんの！？」


照「そりゃぁ、俺の振り付けだからね‥笑」




ただ先陣を切って歩くだけでなく、きちんと全員がどこにいるかを把握して、あまりに遅れそうな人の手を黙ってとりに行ける優しい人。



誰よりも大きくて逞しいその背中は、いつだって俺たちを守ってくれるから。



俺たちも力を合わせて絶対に支え抜きたいんだ。




曲中、照の背中が見える位置に立ち、そう思った深澤です。





- Fin -

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