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「で?どうなったんですか月白ちゃんとは」

「どうって、なにが」


「えー?やだなぁ、僕と中村さんの仲じゃないですか」と、謎にダル絡みしてくるのは顔がうるさいでお馴染みの宮野真守。
年明け一番の収録はOOで、スタジオに着くなり俺の顔を見て一目散に絡んできた宮野をじとりと見やる。


「仲じゃないな」

「あー!酷い!神谷さん!中村さんが虐めてくるんです!」


宮野の呼び声に「それは聞き捨てならないな」と、反応しながらこちらへ近付いてくる神谷さん。
明らかにニヤついてる表情からして面倒な気配しかしない。


「…で?つっきーとはその後どんな感じなわけ?」

「どんなも何も、普通にゲームしただけですけど何を期待してるんですか」

「だって、ねぇ…?あの中村くんが女性を、それも見知ってちょっとの相手を食事に誘うなんてねぇ…?」

「恋ですか?一目惚れですか?」

「そんなんじゃないってば」


別にそういう意図はなかった。
ただ単に月白Aという興味が湧いたからだ。

…確かに、距離の詰め方が自分にしては急速過ぎるとは思ったけれども。


「そういや年明けにちょうど事務所へお土産持ってきた月白ちゃんに会いましたよ」

「ああ、年末年始は静岡の実家に帰るって言ってたからそれかな」

「つっきーの予定既にめちゃくちゃ知ってるじゃん」

「いや、前にゲームした時たまたまそういう話題になったから知ってるってだけですって」


結局三木さんが現場に現れるまで学生ノリみたいな絡み方してくる2人と、途中から参戦してきた悪ノリの吉野さんから逃げる事が出来ず、新年早々色んな意味で疲れる一日となったのだった…。











「ああ、実家の安心感……」

「それどっちに向かって言ってる?」


「もちろんヴァナ・ディールですね!」と、元気良く答える彼女。
ヴァナ・ディールとはFF11の舞台である大陸の名前なのだが、正月休み明け初のログインだったらしく謎の安心感に浸っていたらしい。


「実家で何かあったの?」

「聞いてくれますか???年始に集まった親戚一同でわたしが出たアニメの上映会するとかいう地獄イベントが起こったんですよ」

「うわぁ…」


なんという地獄。
それをされたら恥ずかしさで速攻東京に戻る自信があるな。


「今回はDSがあったんで部屋に篭ってひたすらクロノトリガーとDQ9やって引き篭ってました」

「お、クロノどう?」

「初っ端から進め方分からなくて難航したけどなんとか…」

:3→←第2章 -ゲーオタ、そして意気投合-



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設定タグ:中村悠一 , 男性声優 , 声優   
作品ジャンル:恋愛
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リクス(プロフ) - キュンキュンします、ありがとうございます (2023年1月28日 22時) (レス) @page19 id: 19eff5b33e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:豚汁 | 作成日時:2023年1月22日 7時

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