一匹狼と彼らの物語 (ページ10)

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Aside

最後の授業の終わりを告げるチャイムが鳴ると、遠くから走ってくる足音が聞こえてきた。

目黒「Aちゃん、行こ。」

と、テクノカットの彼が私の手を掴んで教室を出ていく。

A「何、走ってきたわけ？」

ラウール「うん！はやく行きたいから！」

向井「はよ行こ！」

そんな急がなくても、私逃げないけど？手首掴まれてるし

No side

クレープ屋さんに着いて、クレープを食べている４人。

目黒「ねぇ、」

向井「ん？どうしたん、めめ？」

目黒「違う、康二じゃない笑」

向井「( ´･ω･`)」

ラウール「じゃあ、僕？」

目黒「ラウールでもない笑」

ラウール「( ´･ω･`)」

目黒「Aちゃん。」

A「……なに、？」

目黒「なんで、いつも１人なの？」

A「……」

向井/ラウール「めめ、どストレート……」

A「……１人がいいから。」

目黒「どうして？」

A「なんでもいいでしょ。私、帰る。クレープありがと」

目黒「あっ、待って！」

Aはとっくに食べ終わっていて、帰ってしまった。