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プルル…
"はい、総務岩本です"
阿"お疲れ様です。営業の阿部です"
珍しい人からの内線にドキッとする。
…何かやらかした？
阿"〇〇の資料があったら欲しくて"
"ちょうど手元にあります。お持ちしますね"
阿"助かります。ありがとう"
すぐ対応できそうな要件に一安心。
『営業部に資料届けてきます』
深「はーい、よろしく」
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『お疲れ様です。資料お持ちしました』
阿「ありがとうございます」
受け取った資料をパラパラとめくり「これです」と微笑む阿部さん。
『良かったです。では…』
阿「あの、少しだけいいですか？」
『はい。何か不備ありました？』
阿「いえ、改めてお礼をと」
阿部さんが私に改めてお礼…？なんだろう。
阿「今朝、向井から営業トップになる方法を聞かれたんです」
すごい。早速、有言実行しようとしているんだ。
阿「そんなこと聞かれたの初めてで」
『初めて、ですか？』
阿「そうです。彼、良くも悪くも平和主義だから」
たしかに。
向井くんは優しくて、俺が1番！というタイプではない。
しかし、営業にはそういう情熱も必要なんだとか。
阿「岩本さん、ありがとう」
『私は何も…』
阿「そうなの？トップになったらデートしてくれるって聞いたけど」
『！？』
まさかそんな話までしてるとは…
阿「それ聞いた目黒までやる気になっちゃって。切磋琢磨する後輩たちが頼もしいです」
そう言った彼の表情はとても嬉しそう。
阿「そうだなー。横浜にドライブはどう？」
『……？あ、向井くんとの』
阿「違うよ。俺とのデート」
えーと……理解が追い付きません。
阿「現状トップは俺だから、権利はあるよね？」
待って待って。
本気？冗談？
その爽やかな笑顔からは真意が読み取れない。
でも、何か答えないと。どうしよう…
阿「ふふっ、言ってみただけです」
『ひどい…心臓に悪すぎます…』
阿「そんな真剣に悩んでくれると思わなくて」
だって、冗談とか言わなさそうに見えるじゃん！
「また来週の打ち合わせで」と手を振る彼に会釈をし、営業部をあとにした。
阿部さん…恐るべし。
敬語の中に時折混ざるタメ語とか、サラッと冗談も言えちゃう所とか。
営業トップも頷けます。
★
【作者より】
いつか全然ちがうタイプの緑さんを書いてみたい願望があったりします♪
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あんこ(プロフ) - 愛結さん» コメントありがとうございます(o^^o)叫びそうにまでなっていただけたとは！最高の褒め言葉です。私が書くとどうしても阿部様になってしまいがちです…そんな彼が素敵なので。引き続きよろしくお願いします★ (4月25日 20時) (
レス) id: e8d67e08c2 (このIDを非表示/違反報告)
愛結(プロフ) - 阿部様書いてくださってありがとうございます。仕事休憩中に叫びそうになりました． (4月25日 13時) (レス) @page32 id: 6e8b454d13 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - みぃ〜さん» 初めまして。コメントありがとうございます★同士の方いらっしゃって嬉しすぎます(*^_^*)もう少し出せたらと思ってますので楽しみにしていてください♪引き続きよろしくお願いします！ (3月21日 8時) (レス) @page37 id: 69aa8b4767 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ〜(プロフ) - 初めまして。橙さんの相棒はあの人しかいないですね！私、同士です！この作品に出てきたことがなんか嬉しかったです☆色々とお忙しいと思いますが、マイペースに更新頑張ってください！楽しみにしてます♡ (3月21日 0時) (レス) @page37 id: db78e452a1 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます★私の趣味全開の小説にそう言っていただけると励みになります(o^^o)しかも私の心配までありがとうございます…！無理せず頑張ります！今後ともよろしくお願いします♡ (3月16日 8時) (レス) id: 69aa8b4767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこ | 作成日時：2024年2月11日 21時
