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未練、か。
ブロックする勇気がないのは…そういう事？
そんなバカな私を深澤さんは一切否定しなかった。
深「それ以上に良い所もあるんだね、きっと」
そう。彼には良い所もたくさんある。
…女関係は壊滅的だけれども。
だから彼の全てを否定する気にはなれなくて。
それを分かってくれる深澤さんは優しい人だ。
深「そこはゆっくり考えて。もし助けてほしくなったらいつでも言ってよ」
『ありがとう、ございます』
深「実は…俺からも岩本さんにお願いが」
この感じ、面倒事の気配がプンプンする。
深「聞いてくれる？」
深澤さんからのお願いは、社員旅行の打ち合わせに追加メンバーとして参加して欲しいとの事だった。
村上くんにも頼む予定らしい。
深「いてくれるだけでいいから」
…そういう訳にはいかないでしょう。
『私…意見提案とか苦手ですよ？』
深「全然OK」
軽いなあ…
不安しかないけど、深澤さんにはお世話になってるし頑張ってみようかな。
『わかりました』
深「ありがと。一緒に頑張ろね」
始業時間が近づいてきたのでフロアに向かう。
「あっ」と隣で声を漏らした彼の視線の先には
『…目黒くん』
エレベーターを待つ彼の後ろ姿があった。
深「階段にする？」
『あー…私は階段で行くので深澤さんは』
深「俺には無理って思ってるんだ。ショック」
『そ、そんな事』
深「冗談だよ。これくらい俺だって」
そう意気込んでいた深澤さんだったが、フロアについた頃には息も絶え絶え。
深「ね、なんで、そんな、元気なの」
『ジムの成果だと思います。深澤さんも』
深「絶対やだ」
そういえば、前に兄が言ってた気がする。
ふっかは何回誘っても来てくれないって。
深「照は俺に厳しーもん」
『愛ゆえです』
深「そんな愛いらない。俺は褒められたい」
兄の話になると少し子どもっぽくなる深澤さん。
そこに仲の良さが滲み出てるんだよな。
深「岩本さんは…やめたんだっけ」
『そのつもりだったんですけど』
深「続けるの？それは照が大喜びだね」
『そうでしょうか』
深「連絡してみ。今すぐ来てって言うから」
半信半疑でメッセージを送ると、彼が言った通りの文面が秒で返ってきた。
深「ね」
『…さすがです』
まずは第一歩。
彼に囚われず、自分の意志でやりたい事をやってみようと思う。
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あんこ(プロフ) - 愛結さん» コメントありがとうございます(o^^o)叫びそうにまでなっていただけたとは！最高の褒め言葉です。私が書くとどうしても阿部様になってしまいがちです…そんな彼が素敵なので。引き続きよろしくお願いします★ (4月25日 20時) (
レス) id: e8d67e08c2 (このIDを非表示/違反報告)
愛結(プロフ) - 阿部様書いてくださってありがとうございます。仕事休憩中に叫びそうになりました． (4月25日 13時) (レス) @page32 id: 6e8b454d13 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - みぃ〜さん» 初めまして。コメントありがとうございます★同士の方いらっしゃって嬉しすぎます(*^_^*)もう少し出せたらと思ってますので楽しみにしていてください♪引き続きよろしくお願いします！ (3月21日 8時) (レス) @page37 id: 69aa8b4767 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ〜(プロフ) - 初めまして。橙さんの相棒はあの人しかいないですね！私、同士です！この作品に出てきたことがなんか嬉しかったです☆色々とお忙しいと思いますが、マイペースに更新頑張ってください！楽しみにしてます♡ (3月21日 0時) (レス) @page37 id: db78e452a1 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます★私の趣味全開の小説にそう言っていただけると励みになります(o^^o)しかも私の心配までありがとうございます…！無理せず頑張ります！今後ともよろしくお願いします♡ (3月16日 8時) (レス) id: 69aa8b4767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこ | 作成日時：2024年2月11日 21時
