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去年の夏、3年目研修が本社で行われた。
研修は面倒だったけど、その後の懇親会では久しぶりに会えた同期と和気あいあいとして楽しかった…と言いたかった。
なぜ言えなかったかというと…
向「Aさ、今度のゼミの集まり行くん？」
『うん。行こうと思ってる』
向「そっか〜。俺は迷っててんけど、A行くなら行こっかな」
目「あ、2人は同じ大学出身だっけ」
『は、はい、』
目「ふはっ。なんで敬語？」
神様…彼と隣にしてくれてありがとう…
でも、緊張しすぎて息が苦しいのです…
そう。まさかの目黒くんと隣の席。
斜め前に向井くんがいてくれて本当に良かった。
緊張をほぐそうとお酒を喉に流し込む。
味なんて分からない。
向「ペース早ない？大丈夫？」
あまり飲むことがないので、自分の弱さが分かっていなかった。
彼が心配してくれた頃にはもう、意識はほぼなかったのかもしれない。
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『あれ、ここどこ…』
頭痛で目が覚めた私は、見慣れない天井に戸惑う。
懇親会で目黒くんの隣になって…
そこからの記憶が全くない。
まさか！と自分の服を見たがスーツのままだ。
少しだけほっとしているとクスクス笑い声が聞こえる。
…え？
声がする方にゆっくり顔を向けた瞬間、思考回路が真っ白になった。
『！！！！？』
目「しっ。康二が起きちゃう」
隣にスウェット姿の彼が寝ているなんて、誰が想像できましたか？しかも手で口を塞がれてるんですよ。
目「あっちで話そっか」
そう言ってベッドから出ていった目黒くん。
待って状況が理解できない。
ここは目黒くんの家ってこと？なんで？
しかも、康二が起きるって言った？
彼が寝ていた方と反対方向を見ると、向井くんが気持ちよさそうに寝ていた。スーツのままという事は…やっぱり目黒くんの家なのかな。
布団の中でぐるぐる考えていても埒が明かない。
重い身体を持ち上げベッドから静かに降りた。
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目「きたきた。ほら、ここ座って」
ソファに座り自分の隣をポンポンする目黒くん。
あまり大きくないソファだから、隣に座ったら近すぎておかしくなりそう。
私は立ったまま話す事を選んだ。
『あの、これは、どういう状況ですか』
そんな私を見た彼は、フッと笑って私の腕を引く。
『わっ！』
目「教えてあげるから。座って、ね？」
綺麗な瞳に吸い込まれるように、
私は頷いてしまった。
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あんこ(プロフ) - 愛結さん» コメントありがとうございます(o^^o)叫びそうにまでなっていただけたとは！最高の褒め言葉です。私が書くとどうしても阿部様になってしまいがちです…そんな彼が素敵なので。引き続きよろしくお願いします★ (4月25日 20時) (
レス) id: e8d67e08c2 (このIDを非表示/違反報告)
愛結(プロフ) - 阿部様書いてくださってありがとうございます。仕事休憩中に叫びそうになりました． (4月25日 13時) (レス) @page32 id: 6e8b454d13 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - みぃ〜さん» 初めまして。コメントありがとうございます★同士の方いらっしゃって嬉しすぎます(*^_^*)もう少し出せたらと思ってますので楽しみにしていてください♪引き続きよろしくお願いします！ (3月21日 8時) (レス) @page37 id: 69aa8b4767 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ〜(プロフ) - 初めまして。橙さんの相棒はあの人しかいないですね！私、同士です！この作品に出てきたことがなんか嬉しかったです☆色々とお忙しいと思いますが、マイペースに更新頑張ってください！楽しみにしてます♡ (3月21日 0時) (レス) @page37 id: db78e452a1 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます★私の趣味全開の小説にそう言っていただけると励みになります(o^^o)しかも私の心配までありがとうございます…！無理せず頑張ります！今後ともよろしくお願いします♡ (3月16日 8時) (レス) id: 69aa8b4767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこ | 作成日時：2024年2月11日 21時
