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蓮「俺の部屋、使っていいっすよ。大変でしょ?3階まで行くの。」

A「じゃあ目黒の部屋、使わせてもらうね。」

Aは優奈を抱いてガーゼやオムツが入ったマザーズバッグを持ってリビングを出て行った。

照「俺も行くよ。」

A「ありがとう。」

Aはバッグの中から哺乳瓶を出してブロックになった粉ミルクを入れた。

白湯と水を入れて掻き混ぜる。

人肌まで冷まして俺が抱っこしていた優奈の口元に持って行く。

最初は、なかなか飲まなかったけどミルクの匂いで起きて飲み始めた。

コンコン

A「はい。」

ラウール「入っても大丈夫?」

A「いいよ。」

ガチャ

A「どうしたの?」

ラウール「優奈ちゃんがミルク飲んでるって聞いて。見たくなって。」

A「見てていいよ。」

ラウールは俺の前にしゃがみ込んで体を小さく丸め優奈を見てる。

ラウール「お口、小っちゃいね。」

照「ラウール、ゲップさせてみるか?」

ラウール「うん!どうやるの?」

飲み終わった優奈をラウールに縦向きで抱かせ

照「背中を少し強めに叩くんだ。」

ポンポン

ラウール「こんな感じ?」

照「そう。そのまま叩くと“ケプ”って音がするから・・・。」

と言うとケプッとした。

A「そしたら、このガーゼで出て来たミルクを拭くの。」

照「それで終わり。」

ラウール「このまま連れて行ってもいい?」

A「それならこれ着けて。」

Aに渡された新生児用の横抱き用の抱っこ紐をラウールの体に着ける。

そして中に優奈を寝かせた。

A「下に行こうか。」

ラウール「うん・・・!」

ラウールは恐る恐る歩いてる。

照「普通に歩いていいぞ?」

ラウール「でも怖いよ。」

A「大丈夫だから。」

と普通に歩き、なんとか庭まで来た。

目黒が人数分の椅子を広げていて

蓮「ラウール、座れよ。」

ラウール「待って、座るのも怖いよ。」

A「1回、抱こうか?」

ラウール「うん、お願い。」

中に居た優奈を最も簡単に抱き上げたAを見てラウールは

ラウール「さすがママ。」

と感心して椅子に座った。

座ったのを確認したAは紐の中に再び優奈を戻す。

ラウール「優奈ちゃん、可愛いね。」

蓮「手、小っちゃ。」

なんてラウールと目黒は話してる。

涼太「はい、お肉焼けたから取っていいよ・・・ってラウは動けないか。
  取ってあげる。何がいい?」

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作者名:rampage16love | 作成日時:2022年9月24日 12時

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