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健人「お兄さんか。」
A「それでもいい？」
健人「分かった。」
A「照。」
俺は立ち上がり健人に優奈を抱かせた。
健人「優奈。」
健人は涙ぐんでいる。
A「ごめんね。健人、子供好きだもんね。父親を名乗りたいよね。
でも健人の為には、こうするしかないの(泣)」
Aを抱き寄せた。
聡side
マネージャーから健人くんの子供が退院した事を聞いた。
DNA上の父親は健人くんなのに照くんの戸籍に入ってるって聞いた。
聡「どうして健人くんじゃないの？！健人くんの子でしょ？」
健人「いいんだ！俺とAは別れたんだから。」
聡「でも、まだ好きなんでしょ？諦められないんでしょ？」
勝利「聡・・・。」
風磨「松島、本人同士で決めたことなんだ。」
聡「でも！」
健人「父親を名乗れなくていい。あの子の成長を見守れたら、それでいいんだ。
みんなで会いに行って、おめでとうって言ってあげよう。」
そう健人くんは辛そうに言った。
風磨side
まだ中島はAを愛してるはずだ。
多分、Aがシングルマザーの道を選んだなら、すぐにヨリを戻すくらいに。
俺だってAが好きだ。
地方でのツアーを終えて東京に帰って来た。
事務所の会議室で照くんたちが待ってる。
松島もお祝いすると言ってる。
Aからの約束事は中島にとっては辛いかもしれないけど２０歳の誕生日にも祝えるなら
むしろ良いことだと俺は思った。
風磨side終
会議室には優奈の寝息と私の泣き声が聞こえる。
健人たちは次の仕事があるとかで行った。
照「大丈夫か？」
A「うん。」
コンコン
ガチャ
秀明「いいか？」
照「はい。」
秀明「深澤と話し合ったんだが、スノストでシェアハウスしないか？」
A「それは優奈が産まれたからですか？」
秀明「それもある。A、最近ストーカーされてるだろ。」
照「え？！」
A「黙っててごめん。
実は退院して買い物や優奈の病院の行き帰りで付けられてるなとは思ってたの。
でも、諦めるだろうと思ってたんだけど最近、無言電話とか架かってきてて。」
照「早く言ってくれよ。」
秀明「深澤がAを付け回してる変な男を見たそうなんだ。
それで話し合ってシェアハウスという事になった。
未成年のラウールの両親には既に許可を得てる。あとは２人の引っ越しだけなんだ。」
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作者名：rampage16love | 作成日時：2022年9月24日 12時
