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伏見｢...モールス信号か｣
小牧｢由美さん映像見せて｣
湊川｢(助手席から後ろにいる小牧に映像を見せる)｣
小牧｢(画面を見つめて)...と...ん......ね...る......。
...トンネル！ちーちゃんがいるのは部屋じゃなくてトンネルだったんだよ！(パソコンを操作する)｣
ｰｰ森の中にある廃トンネルがヒットする
小牧｢響介さん！その先の廃トンネルに向かって！｣
伏見｢っ、分かった(アクセルを踏んでスピードを上げる)｣
湊川｢なんで分かったの？｣
小牧｢ちーちゃんに教えてもらったことがあるの｣
(回想シーン)
ｰｰ探偵事務所で椅子に座って電鍵を触っている吾妻
小牧｢(吾妻の隣に座って)何それ、電鍵？｣
吾妻｢(頷く)｣
小牧｢それよく分かんないんだよね〜｣
ｰｰ吾妻が電鍵を操作するが、小牧は首を傾げる
小牧｢だから分かんないってば(笑)｣
吾妻｢...じゃあ教える。何かあった時のために｣
小牧｢絶対使わないよ！(笑)｣
吾妻｢い、いいから、ほら｣
〜〜〜
伏見｢吾妻も小牧にしか分からないようなヒント出すなよ...｣
小牧｢...いいんだよ、俺が分かってあげればいいだけだから｣
ーーーーー
ｰｰ吾妻が2人にバレないように縄を少しずつ解いている
灰原｢なぁ、母親は元気か？｣
吾妻｢...！？｣
灰原｢(ニヤリと笑って)仁美さん、だっけ？｣
吾妻｢......お母さんは関係ない｣
那須｢その気になればいつでもどうにでもできるさ。何なら今すぐに...｣
吾妻｢お母さんに手を出すな！！(縄を解いて那須に掴みかかる)｣
那須｢おぉ、ついに本性が出たねぇ(笑)｣
ｰｰ鋭い目つきで那須を睨む吾妻
山崎｢そういうことか...！｣
島原｢どういうこと？｣
山崎｢こいつら、はなから吾妻ちゃんを殺そうとしてたんとちゃう。自分達を殺させて、吾妻ちゃんを社会的に殺そうとしとる！｣
｢｢！！｣｣
伏見｢6年前の事件は実名報道されなかったが、今は事件を起こしたら必ず名前が出る...｣
吾妻｢お母さんは...私のせいで引っ越しして、パート先まで変えて、なのに私を見捨てないでいてくれている。
...これ以上、苦しめたくない！｣
ｰｰ灰原が起爆装置を吾妻に見せる
灰原｢この時間、仁美さんはパート中だな？｣
吾妻｢...っ｣
灰原｢爆弾をあるスーパーに仕掛けた｣
吾妻｢っ！！｣
ｰｰ灰原がニヤリと笑って起爆装置を押す
吾妻｢！！！！｣
ｰｰ吾妻がその場に崩れ落ちる
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作者名：燦
| 作成日時：2021年8月9日 11時
