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島原「サヴァン症候群...」

長篠「全然気がつかなかった...」


伏見「灰原が去年ある掲示板に書き込みをした形跡がありました」



ーー小牧がその画面をKSBCのモニターに転送させる


ーー長文の書き込みに絶句するメンバー



小牧「"俺が尊敬する上司を殺した女が出所した。やっと復讐ができる。これからどうしてやろうか、考えているだけでわくわくする"...」

山崎「吾妻ちゃんに復讐する機会をずっと伺ってたっちゅうことか...」

小牧「ちーちゃんだって、南匡平に心を殺されたんだよ!?あいつのせいで、ちーちゃんは...」

長篠「でも、吾妻さんは事件当時まだ高校生でしたよね?凶器も使わずに男性を殺すことなんてできるんでしょうか?」

伏見「吾妻は感情のコントロールが苦手なんだ。怒りが爆発した吾妻は、力の加減が分からなくなった状態で南匡平を殴り続けた」

「「......」」

伏見「怒りが抑えられなくなった状態の吾妻は、俺や湊川でも止められません」


小牧「...ちーちゃん、薬飲んでない......」

島原「薬って、吾妻さんがいつも食後に飲んでいる薬のこと?」

伏見「はい。あれには気分を安定させる効果がある」

山崎「まずいなぁ...。もし犯人が吾妻ちゃんのスイッチを入れてもうたら、吾妻ちゃんは2人を殺しかねへん」

島/長「「!!」」



ーーーーー



ーー吾妻、灰原と那須がいる部屋



吾妻「(辺りを見回している)」

灰原「(吾妻の胸ぐらを掴んで)どうして南さんを殺した?」

那須「お前のせいで、俺達は大切な上司を失ったんだ」

吾妻「......」



(回想シーン)



ーー吾妻(高校1年生)が学校から帰ってきてドアを開けようとすると、中から匡平の怒号と仁美の悲鳴が聞こえてきた



吾妻「っ、(耳を塞いでその場でしゃがみこむ)」



ーーしばらくすると静かになり、吾妻がゆっくりドアを開けると仁美が首を絞められて意識を失っていた



吾妻「!!(匡平を突き飛ばし、仁美に駆け寄る)」

匡平「何すんだお前!!」

吾妻「お母さん...!!きゅ、救急車...」

匡平「聞いてんのか!?(吾妻の髪を乱暴に掴む)」

吾妻「いっ、痛い...っ」

匡平「早く来い!!(奥の部屋に吾妻を連れて行こうとする)」



ーー仁美を気にしない素振りの匡平に、吾妻が体を震わせる



匡平「...?」

吾妻「っ......うわあああああああ!!!!」



ーー吾妻が突き飛ばした衝撃で匡平が棚の角に頭をぶつける


ーーわめきながら匡平を殴り続ける



〜〜〜




 

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作者名: | 作成日時:2021年8月9日 11時

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