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ｰｰ小牧が長篠のパソコンのデータをコピーしている
小牧｢ちーちゃんどうしたの？｣
吾妻｢(長篠が忘れていった携帯を指さす)｣
小牧｢うわ...！｣
吾妻｢(KSBCから出ていく)｣
小牧｢ちょっと、ちーちゃん？｣
ｰｰ長篠が携帯を忘れたことに気づき、取りに行こうと振り返ると吾妻が立っていた
長篠｢っ！びっくりした...｣
吾妻｢聞きたいことがあります｣
長篠｢何ですか？｣
吾妻｢要のこと、どう思ってますか？｣
長篠｢...いきなり何なんですか？｣
吾妻｢(真剣な表情で長篠を見つめる)｣
長篠｢(ため息をつく)
小牧さんは同じKSBCのメンバーです。それ以上でもそれ以下でもありません。
仕事にプライベートを持ち込まないでください｣
吾妻｢っ！...それは長篠さんもでしょ｣
長篠｢(驚いた表情で吾妻を見る)｣
吾妻｢帽子の男(爆弾事件の犯人)、知ってるんじゃないですか？｣
長篠｢！！
...知りませんから(KSBCに戻っていく)｣
吾妻｢(長篠の後ろ姿を見つめる)｣
ｰｰ無事コピーが終わり、長篠がそれに気づかずに携帯を持って出ていき、入れ違いで吾妻が入ってくる
小牧｢ちーちゃんナイス(ハイタッチしようと手を出す)｣
吾妻｢(控えめにハイタッチをする)｣
小牧｢どうやって時間稼ぎしたの？(小声)｣
吾妻｢せ、世間話｣
小牧｢ちーちゃんも世間話するんだね｣
吾妻｢ま、まあね｣
ーーーーー
ｰｰ伏見、湊川、山崎、小牧、吾妻の5人で長篠の作業記録を見ている
小牧｢最初の事件発生時、現場付近2台の監視カメラのサーバーに入ってるわ｣
湊川｢2台？1台分の報告しかなかったのに｣
伏見｢もう1台の存在を知っていたのに、隠していたんだ｣
山崎｢見られたくない何かがあったってことやな？その2台目には何が映ってたんや？｣
小牧｢(パソコンを操作して)...記録消されてる｣
伏見｢吾妻はどう思う？｣
吾妻｢...島原さんに他に犯人の情報はあるかを聞かれた時、長篠さんが答えるまでに間があったのが気になりました｣
伏見｢(頷いて)小牧、彼女の身辺を調べてくれ。湊川と吾妻にも別の頼みがある｣
ーーーーー
ｰｰ女子更衣室に行き、長篠のロッカーに向かう湊川と吾妻(長篠は隠れている)
湊川｢ありました｣
ｰｰ吾妻が気配を感じて長篠の方を見たが気づかれなかった
湊川｢(鞄の中を見て)伏見さん、大変です｣
ｰｰ起爆装置の写真を伏見に送った直後、物音がして誰かがいたことに気づく2人
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作者名：燦
| 作成日時：2021年7月28日 21時
