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1人ずつに手渡すと、みんな嬉しそうに受け取ってくれて。




周央「...はい、涼太」


宮舘「ありがとう」




微笑んで頭をなでてくれる涼太に、つい笑みがこぼれる。




阿部「またイチャイチャしてる...」


佐久間「いやぁ、やっぱりいいよね〜」


ラウ「ダメだ、ニヤニヤが止まらない(笑)」



岩本「俺今食べたいんだけどいい?」


周央「え、食べて!」


向井「みんな喜んでるけどさ、やっぱり照兄が一番嬉しそうやんな(笑)」


周央「ひかるがさ、昨日"今年は何作るの?"ってニヤニヤしながら聞いてきた(笑)」


岩本「ねぇ!ニヤニヤはしてない(笑)」




ーーーーー




宮舘.




史那と一緒に帰ってきて、晩ご飯を一緒に作って食べた。


隣で見ていていつも思うけど、本当に幸せそうに食べてくれるから作りがいがあるんだよね。




宮舘「史那、デザートもあるんだけどいる?」


周央「食べる!」


宮舘「冷蔵庫に入ってるから取ってきな?」


周央「やった〜」




冷蔵庫の中から可愛い箱を取り出して、隣に戻ってくる史那。




周央「これ?」


宮舘「うん。開けてみて?」




箱の中には昨日作った生チョコ達。




周央「え、これって...」


宮舘「俺からのチョコだよ」


周央「っ、涼太〜!」


宮舘「おっと...(笑)」




勢いよく抱きついてきた史那を受け止める。




周央「(宮舘の肩に顔を埋めながら)めっちゃ嬉しい...。ありがとう」


宮舘「ふふ、どういたしまして」




頭をなでたら史那が肩から顔を離して、そっと唇にキスをしてきた。




周央「......」




急に恥ずかしくなったのか、また肩に顔を埋めてくる。


そのままフクロモモンガの愛情表現みたいに顔をグリグリしてくるから、髪が当たってくすぐったい。




宮舘「またモモンガになっちゃったじゃん(笑)」


周央「う、うるさいよ...(照)」




ツンツンし始めたと思ったら、生チョコを口に運んだ途端、効果音がつきそうなくらい表情を明るくして見つめてきた。


この子は本当に表情がコロコロ変わるなぁ。



史那を見ていると、愛おしいという感情ばかりが浮かぶ。




宮舘「ねぇ、史那」


周央「ん?」


宮舘「......いい?」




俺が史那の顔にかかった髪を耳にかけながら聞くと、いいよと笑って首に手を回してくる。


俺はこの子から離れられないのかもしれない。




そんなことを考えながら、キスをしながらソファーに押し倒した23時。




 

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作者名: | 作成日時:2024年1月28日 10時

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