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ーー警察署で裕貴が事情聴取を受けている
裕貴「みんなとは......施設で出会いました。引っ込み思案な俺にみんな良くしてくれて...。特に鈴音は、一番に俺に話しかけてくれたんです。
......正直、播磨院長が亡くなったと聞いてホッとしてるんです。もう鈴音があいつに怯えて生きなくていいんだ、って...」
ーー刑事達が顔を見合わせる
裕貴「あの...鈴音に会わせてもらえませんか?あの子に伝えなきゃいけないことがあるんです...」
ーーー
ーー逮捕され、留置所にいる鈴音に裕貴が会いに来る
裕貴「(面会室に通されて)鈴音!!」
鈴音「...(俯いたまま何も言わない)」
裕貴「ごめん、俺あんな近くにいたのに何も知らなくて...」
鈴音「(首を横に振って)裕貴には、迷惑かけたくなかったから」
裕貴「いいんだよそんなの。それより、ちゃんとご飯は食べてんの?ちゃんと寝てる?」
鈴音「(ゆっくり頷く)」
裕貴「良かった...」
鈴音「......もう、裕貴とは一緒にいられない」
裕貴「えっ...?」
鈴音「あんなことして、すぐに出てこれるとは思わない。これ以上は...」
裕貴「俺は、何があっても鈴音と一緒にいる」
鈴音「(目を丸くして裕貴を見る)」
裕貴「この前電話くれた時、そう言おうとしたんだ。
(ガラスに手を置いて)10年でも20年でも、それ以上でも。鈴音のこと待ってる。今度こそ迎えに行くから」
鈴音「っ...(泣)」
ーー裕貴の手と重ねるようにガラスに手を置く鈴音
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@××××
そりゃ裕貴くんはそう思うよなぁ、、院長のこと恨んでてもおかしくない、、、
@××××
裕貴くん、それはもうプロポーズだよㅠㅠ
@××××
怖い目にあって、双子の姉が行方不明になって、育ててくれたお父さんも亡くなっていろんなことがあったけど、自分のことを心から愛してくれる人と出会えたんだね(泣)
@××××
鈴音ちゃんと裕貴くんの絡みもっと見たかった!スピンオフとかないんですか!?
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作者名:燦 | 作成日時:2024年1月28日 10時