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部長「飯島くん、よろしく頼むよ!」
剛「はい、こちらこそよろしくお願いいたします(ぺこり)」
沙良「...!!」
ーー剛(藤原樹)の声に気づいた沙良の口元に哲也が人差し指を当て、社員達から沙良が見えないように立つ
ーー社員達が2人に気づかず通り過ぎていき、ホッと胸をなで下ろす2人
沙良「っ、なんで剛が?」
哲也「今度うちで作る商品、剛がいる会社と共同開発することになったらしくて...」
沙良「ここにも来るの...?」
哲也「多分...。でも大丈夫だよ、剛を沙良に近づけたりしないから」
沙良「......」
哲也「...(沙良の背中をそっとさする)」
ーーーーー
@××××
あーそうだよね、付き合って終わりなわけないよね!ハッピーエンドじゃないと許さないかんな!!
@××××
沙良の唇に人差し指を当てて、剛から沙良が見えないようにする哲也かっこよすぎて惚れた。
ーーーーー
ーー退勤する哲也が、打ち合わせを終えた剛とエントランスでばったり出会う
哲也「...(何も言わずに剛の前を通り過ぎようとする)」
剛「(哲也の腕を掴んで)哲也じゃん!久しぶりだな、元気にしてた?」
ーー問いかけには答えず、剛を睨んでいる哲也
剛「どうしたんだよ(笑)そうだ、今から飲みに行かない?」
哲也「なんで...っ(時計を見る)
......別に何も予定ないからいいけど」
剛「よし、決まりだな(哲也の肩に腕を回す)」
哲也「ちょっと待って、電話来てたの忘れてたから先に折り返すわ」
剛「おう、じゃあ外で待ってるわ」
ーー剛が外に言ったのを確認し、電話をかける
ーー勤務を終え、着替えて帰ろうとしていた沙良に電話がかかってくる
沙良「...もしもし?」
哲也「あっ、沙良?今さ、剛と一緒にいるんだ」
沙良「...っ!!」
哲也「できるだけ会社から離れた場所の居酒屋に剛連れて行くから、沙良は誰か......航太さんとかと帰って」
沙良「っ...。ありがとう哲也」
ーー10分ほどで航太がビルの前に来る
航太「(肩で息をしながら)大丈夫なの...?」
沙良「(頷いて)哲也が教えてくれて...。
(カフェのエプロンをつけたままの航太を見て)そのまま来たの?」
航太「だって、早く来た方がいいと思ったから...」
沙良「(眉を下げて笑って)ごめんね、ありがとう」
航太「ううん、全然。帰ろっか」
ーー手を繋いで帰る2人
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作者名:燦 | 作成日時:2022年12月27日 13時