検索窓
今日:26 hit、昨日:27 hit、合計:133,740 hit

宮舘さんも嫉妬する ページ11

.



宮舘.




今日は『スターチス』6話の放送日。


予定が合う日は史那と2人で観る約束をしているんだけど、明日4時起きなんて言われたから無理やり寝かせて1人で観ることにした。


前回、沙良と航太のキスシーンを見て史那が顔真っ赤にしてたなぁ。



今回は沙良の高校時代の話が多いな、といろいろなことを考えていたらあっという間に観終わった。



いつもなら史那がCMに入った途端「いいところでCM挟むなぁ!」とか「さっきのシーン照れる...」とかマシンガントークを始めるのに。




ふと思い立って『スターチス』の公式SNSを開くと、6話のメイキングが公開されていて。


制服姿の沙良と剛が教室で勉強しているシーンを撮り終えて、問題集を実際に解いているところだろうか。




宮舘「......」




やたら2人の距離が近いことが気になった。


史那は人見知りだけど、一度心を開いた相手に対してパーソナルスペースはないに等しい。相手が急に抱きついたとしても嫌がる素振りも見せない。



動画の中でだって、史那が藤原くんの腕をシャーペンのノックボタンの部分でツンツンしてちょっかいをかけている。



こういうのを見ると、やっぱり同い年の方がいいのかななんて考えてしまう。


なんかモヤモヤする...。



ーーーーー



周央.




仕事を終えて涼太の部屋に帰ると、リビングからいい匂いがする。




周央「ただいまー」


宮舘「おかえり。今日はカレーだよ」


周央「やっぱりか!福神漬けは?」


宮舘「いっぱいあるよ(笑)」


周央「よっしゃ!(笑)」


宮舘「手、洗っておいで」



周央「...?」


宮舘「どうしたの?」


周央「あ......ううん、何でもない。手洗ってくる」




いつもと少しだけ声のトーンが違うというか、元気がない気がしたけど、気のせいだと思うことにした。





カレーを食べた後、涼太とカフェラテを飲みながらソファーでテレビを見てくつろいでいると、『スターチス』のCMが流れた。




周央「...あ、そう言えば6話見た?私まだでさ」


宮舘「あぁ、うん......」


周央「......なぁ涼太、何かあったん?」


宮舘「いや、別に大したことじゃないよ?」


周央「......(宮舘を見つめる)」




私が見つめ続けていたら観念したようで、コップを机に置いた涼太。




宮舘「俺、なんかモヤモヤしてて」


周央「も、モヤモヤ?」




 

・→←・



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (161 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
418人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 紅一点
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年12月5日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。